梅の咲く季節になりました。
此方が不精にも関わらず、いつもご訪問頂きありがとうございます。
 
2014年制作の「かあちゃんに贈る歌」

ようやくDVDが出来ました。
自身も2枚購入し、監督からは了承を得て、内一枚を母の入所している介護施設へ寄付予定です。
映画館に足を運べなかった方、大変お待たせ致しました。
下記リンクのBASEのかあちゃんに贈る歌ショップでお買い求め頂けます。

 

 

予告編を御覧頂ければどのような映画かは垣間見ることができますが、

この映画は、自身の俳優仲間で同郷の映画監督、葉七はなことその母の介護の実話を映画化したもので、彼女の監督デビュー作です。

 

主役には木村祐一氏の奥様の西方凌さん、かあちゃん役にはスピリチュアル界でも有名で画家でもあるあいはら友子さん、主役の恋のお相手には特別出演の風間トオル氏を迎え、エンディングはシンガーソングライターでもある葉七はなこ自らが作った歌を歌っています。

 

自身も劇中に出演し、撮影クルー、制作、広報も務めました。

本作では当初裏方に徹するつもりで撮影に同行していましたが、予算もない中で彼女なりの感謝の気持ちもあったのでしょう。

真夏の京都ロケ、汗だくでカメラ抱えて撮影しているワシに彼女からの突然のオファーだったので、裏方に徹した拙い演技になりましたが、今、ワシが死んだら本作が遺作やな(笑)。

 

この映画で彼女とは新人監督映画祭でレッドカーペットを歩き、後に彼女は活動の功績を認められ2015年4月に東久邇宮記念賞、同年11月には東久邇宮文化褒賞を授与しています。

2014.9.24 京都上映会にて(右が葉七はなこ監督)

 

彼女とはジャッキー・チェン氏の映画やオレスカバンドのPVに共演したり、モデルの仕事で共に展示され、写真集も制作、詩集の共著、出版、その他映画脚本の共同執筆、レコーディングなどで長年共に仕事をすることが多かったのですが、本作上映以降は自身がプロ野球選手の撮影等で芸能関係から離れ、暫くして自身の両親の介護で裏方からも身を引いて執筆活動も頓挫し、小休止状態に追い込まれて行きました。

 

一方の彼女は近年体調を崩しながらも、現在もドキュメンタリー映画監督としての活動を続けています。

 

上映会では終盤につれて、会場内からすすり泣く声を耳にしました。

VFXを行使したような作りのハリウッド映画でも、派手なアクションがある作品でもないけれど、拙くても響く人には響く映画で、主に介護や医療業界には数多くの支持を得ている作品です。

 

志し半ば、夢も仕事もこれからという時に、突然、それまで元気だった親が病に倒れて介護が始まった彼女。

ヤングケアラー(若くして親などを介護する子供)ではなかったけれど、それでもまさにこれからという時に彼女は母の介護をするために俳優や歌手の夢を一時は諦めて、母が亡くなるまで尽くしました。

 

沢山の介護、医療関係者に支えられて、母との時間を闘い、過ごしました。

その時の経験を、絶望の中でも励まし支えてくれた沢山の人たちの為に脚本を執筆、自らがメガホンを取りました。

 

劇中では、その感謝の気持ちか、自らが訪問看護師として出演しています。

 

コロナ禍でエンタメ業界はかなり厳しい状況にあり、上映会を開催しても赤字だったりします。

上映協力頂いた映画館の中には閉館した劇場もあります。

 

それでも病に負けず、創ることを止めない彼女には頭が下がります。

続けることは簡単なようでいて、難しい。

 

介護をテーマにした映画は世の中の需要からは掛け離れていて成功しないと、自身を育ててくれた恩師の監督には厳しい現実を突きつけられたし、彼女自身も順風満帆とは行かなかったけど、伝えたい想いがあったから、諦めなかったから、時間は掛かったけど、DVD発売にこぎつけた。

 

想いの力は凄い。

伝えたい想い、貫きたい想いが厳しい現実に打ち勝とうと再び動き出した。

 

実は上映から暫くして、自身の母が倒れて要介護状態になり、2年前に父が亡くなるまでは彼女と同じで訪問介護、医療の支えを受けながら、いくつかの夢は一旦諦め、本業の仕事を続けながら在宅介護していて、彼女とは疎遠になっていました。

 

その間に彼女も病を患い、お互いにお互いが辛くてしんどい時に支え合うことはありませんでした。

彼女は本作の次の作品にも自身のクレジットを入れてくれていました。

何も出来なかったのに。

後に、それは辞退させて頂きました。

 

やってないことをやっているなんて、胸を張れないし、彼女の義理堅く優しい想いに甘んじたくはないし、何より親友を利用したくはない。

彼女とは、いつだって対等でありたい。

自分のなけなしのプライドや大切にしてきた想いに傷をつけたくはない。

だから自分の土俵で彼女とはこれからも切磋琢磨しながら夢を現実に紡いで行きたい。

この先、歳を重ねて、おばあちゃんになっても、彼女とは共に輝いた生き方をしていきたい。

 

彼女が頑張ってるのに、

広報サボってたらアカンわな( ̄▽ ̄;)💧

自身も、中途半端にくすぶったままの物事に目を向けて、ちゃんとカタチにしていかなアカンな。やる気スイッチ入れな( ̄▽ ̄;)💦

 

珍しく宣伝記事になってしまいましたが、このDVDにプレミアつく位に、いつかこの作品を酷評した奴らを見返すべく、これからも頑張ります。

まだまだお互い歴史に名を遺すには、歴史の教科書に載って、ガキんちょたちに落書きされる域には達してへんから(笑)、満足することなくこれからも、とビッグマウスで締めくくっておこう(笑)。

彼女が只今ぶっちぎりリード中で、結構追い付くの大変やけど、いつかたどり着いてやる(笑)♪

 

すでにご購入頂いた方は本当にありがとうございます。購入頂いたコトを後悔させないように精進して参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

Excentric*Kanon