私たちは、誰もが違う世界をみています
(私には見ることはできないので、たぶんですが)
本来の世界には「色」はありません。
私たちが、光の反射を「目」で捉えて
「赤」で反応する細胞が反応し
その反応は脳が「赤」と学習しているので、赤だと決まる。
科学的にはそういう説明なります。
音もそうだし、食感、匂い、触感もそうです。
すべて、体と出会って、それは、そう感じます。
犬や猫、イルカや蝙蝠、虫などもそれぞれ違う世界をみていますよね。
本当の世界は、波動だけなのでしょうか。
今の肉体ではみることはできませんが。
これは、思考も同じです。
私たちは、過去の経験を通して、世界をみます。
自分を通してしか、みれない。とも言えます。
同じ場所に行ったとき
Aさんは楽しいと感じ、Bさんは興味がなかったりします。
Aさんが楽しいと思ったきっかけは
子供の頃に、両親と経験して楽しかったからだとします。
その経験を作ったのは、誰でしょう?
ご両親?Aさん?そこに連れて行こうと両親におもわせたのは?
そうやって、辿っていくと、縁はどこまでいっても謎です。
そうやって、私たちは、自分独自の道を生かされています。
過去から判断し、いい悪いを決めて、気分を害して
あいつが悪い、こいつが悪い、私がダメだからだと責めるのも
それが起きているだけで、問題ではないのですが
囚われて、辛くて、どうにかしたいのであれば
自分がどういう判断をして、辛いことにしているのかという
思考の分析を通して『自分を知る』という方法でもいいし
そもそも、自分がやっていることではなかったのだ。
そもそも自分などいなくて、起こることが起きていて
ただそれを味わって「感じて終わり」にしてしまってもいいのだと
知ってみるのも悪くないかなーと思います。
