私たちは、自分の好きをコントロールできません。
俳優のOOさんが好き。
甘いものが好き。お酒が好き。
自然が好き。人が多い場所が好き。
この声が好き。この匂い大好き！
お金が好き！このブランドが好き！
「好き」って気持ちは
どこからか湧いてきて、知らない間に住み着いています。
逆に、「好きになろう」と思ってもできなかったりします。
「いいところを探そう」と頭を使うことはできますが
根本的な「好き！」はコントロールできません。
自分でコントロールできないことを
私は好きになれないからダメな人間だ。と思うのは
ちょっとおかしいと思いませんか？
こういうのは好きじゃないんだな。
私はこれを好きと思う人間なんだな。
ただ、それだけです。
私たちはそれを知り、楽しむために生きています。
善悪をきめる必要はありません。
その代わり、その好きじゃないを攻撃する必要もありません。
それを好きな人もいるのだから、ほっておけばいい。
他人も同じです。
みんなコントロールできませんから
あまり好かれていないなと思っても
無理やり好きにさせようとすることもできないし
相手だってそれをコントロールできるわけではないからです。
そして、たとえ嫌われていても、あなたがダメなわけでもありません。
全員に好かれることもありえないし
全員好きになる必要もないのです。
それが多様性です。
他人は、嫌いなものを排除しようとしたり
嫌いだったら無視するというやり方をする人かもしれません。
子供の頃であれば、それはとても辛いです。
成長しても記憶が残っていて、
排除されると怖くなったりするかもしれません。
嫌われてると思うと、体がこわばるほどきついかもしれません。
だから、焦って、どうにかしようとしてしまったり
悲しくて、辛くて、苦しくて、絶望的な気持ちになったりします。
でも、その気持ちは、過去の亡霊です。
もう大人なので選んでいいのです。
好きなものは、そう感じるのだから、
そのままで、あなたの感じるままでいいと私は思います。