大人の背が伸びる!身長を高くするトレーニング
未だに多いお問い合わせ
踵叩きについての見解はHPに載せてあるのですが該当ページが見つけ難いのか、いつまでたっても問い合わせが続きますのでこのブログでも繰り返し警告を続けていく必要があるようです。
(該当ページ :http://genshinkan.web.fc2.com/hammer.html)
踵叩きの歴史
身トレを2011年に発売開始した直後から、「身トレの中古・共有・海賊版」と銘打ったニセモノがオークションなどで出品されるようになりました。(参考ページ:http://genshinkan.web.fc2.com/boot.html)
内容的には今ネットで見られる踵叩きとほぼ同じ内容。ハンマーやビンで踵を叩くというもので、それを実践した人達から相談がありました。歩行に違和感があったり、踵骨棘ができて痛むという内容です。
これらニセモノに対しHPで注意を呼びかけたところ類似品の販売は無くなりましたが、2014年頃から今の踵叩きがネットで見られるようになりました。
私は当初、「大人が自己責任でやるのだから仕方ない」と考えていましたので特に警告はせずにいましたが、2017年に中学生からの問い合わせがあり、放置するわけにもいかずHPに見解を載せることにしました。
今回、再度警告を表明しようと考えたのも身トレを購入されたお客様から、「身トレ指定の場所を叩けば大丈夫だと思った…」という残念なご相談を受けたからです。
なぜ叩いてはいけないのか?
「木に当てるのと、木槌で叩くので何が違うか分からない」という問い合わせをいただくことがあるのですが、私からすれば「殴るのと、殴られるのは同じですか?」という驚きです。
殴るにせよ、蹴るにせよ、そして走るにせよ、跳ぶにせよ、それは自発的運動であり負荷の発生源は自分の身体にあります。
一方、自分で叩くにしても、踵叩きでは外部で発生した負荷を受けます。負荷の発生源が変われば、身体の生理反応も変わることになります。
外部衝撃には柔構造
肋骨は内臓を保護するため発達したものとされていますが、その構造は外部からの衝撃を柔軟性をもって受け止める造りになっています。
人間の身体が外部からの衝撃に対抗するのは、この柔構造が基本です。
何故か?というと外部からの衝撃は方向や強さが不確定です。これを剛構造にして弾き返したり、他の骨に伝えて分散させる仕組みにするには、考える機能を持たない骨が、衝撃予測をしなければならないという無理があるのです。
剛構造をとると運動能力が低下する
また、剛構造への変更は、本来の運動機能が制限される可能性が高くなります。
具体的に言えば、もし踵叩きで剛構造の変化が起きるとすれば、踵が衝撃でぶれないように距骨や脛骨が可動域を狭めるように発達したり、骨が一体化して足首の関節が無くなるといった構造変化が必要になります。
外部衝撃で骨は変わらない
このような構造変更を行うのは大変なことですから、基本は柔構造で「受け止めず、受け流す」という対応がとられ、皮膚が硬化し皮下組織がクッション性を強めたり、軟部組織が硬化や石灰化(骨化)を起こすという「コブ」的な変化が起こります。骨棘は足底筋膜の骨化です。
そして柔構造で身体中心に衝撃を伝えないのが基本方針ですから、より大きな衝撃がかかると皮膚が剥けたり、コブが潰れたり、骨棘であれば骨棘部が折れるという方法で衝撃を逃す構造が造られます。
身体構造には優先順位がある
皮膚が剥けたり、骨棘が折れる(腱の剥離)という事になると通常通りには動けなくなりますから、実質は衝撃を逃がしたことにはなりませんが、手足のような骨格には強度に優先順位があり、骨>腱>筋肉と順に強度が低くなります。
筋肉の方が強くなると、腱が切れたり、骨が折れたりという事態が頻繁になるため、骨>腱>筋肉という順位が一番故障が少なく効率が最適になるためです。
したがって、衝撃に対してもこの優先順位にそって保護されますから基本は「衝撃が骨に届かないように」という変化になってしまうのです。
つづく