前回、述べたような「背が高い人に目が行ってしまう」という傾向は多くのお客様に共通しています。
それは我々の成長過程に原因があります。
誰がリーダー? どうして、そう思う?
小中学校の頃を思い出してください。
上級生を体格で見分けることができましたね?
つまり上位者は大抵、自分より背が高いのです。
小中学生という最も多感な頃に、これを感覚として記憶していくのが多くの国で一般的なので、「背が高い=上位者」という認識をぼんやりとながら培っていきます。
私も子供の集団を引率する時に、ついやってしまうのが「一番大きい子をリーダーに選ぶ」です。
そして大抵の場合、その決定に不満が出ることはありません。
これは職場でも起こりがちなことです。
同期で入社したグループは、入社時点では能力が不明です。
そうすると背が高い人が暫定リーダーに選ばれがちです。
他の人が能力差を発揮する機会が無ければ、そのままの序列が続きます。
いくつかの国で年収と身長に比例関係があるとレポートされるのも、この影響と思われます。
上の写真も何の情報も無いのに「真ん中の背が高い人」がリーダーに見えます。
理由は?
背が高いからですよね?