ゲキ×シネ 薔薇とサムライ2 | モンタギュー家の執務室

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ロミジュリから礼真琴をひたすら崇めている星担。地方民なので配信多め。
宝塚とエンタメ全般について綴ります。

世間的には、宝塚といえばベルばら、劇団新感線といえば髑髏城の七人だと思うのですが、私は昔から歌とギャグが満載の五右衛門ロックシリーズが好みで久しぶりにゲキ×シネ鑑賞しました。
私の記憶が正しければ、これは四作目であり、やはり天海祐希客演の二作目、ゴエロク薔薇サムの続編。


最後に見たゴエロクパートIIIだって2012年だから十年以上前の作品で、劇団員の役どころもよく覚えてないものの、メインが客演の若手で、古田新太演じる五右衛門が助太刀しながら、裏切りキャラがいて一波乱二波乱あって、ラストは大団円と分かっているので、ひたすら演者のパフォーマンスを楽しむって感じ。

なので、あらすじは割愛します。


果たして天海祐希さんの出番がどのくらいなのか気がかりでしたが、、
以下、ざっくり感想。

新感線は普段TVで活躍するスターが舞台になると意外な一面が見えたりするのが、大きな楽しみの一つ。

その点、今回はやや肩透かしかな。

そもそもメインキャストに歌える面子が少ないので、お馴染みのバンドメンバーがフル稼働でそっちのが役者より目立つというのもどうかと思うし。

それでも一番futureされ、いい仕事をしてたのは石田ニコル(藤田ニコルと間違えられそう)でした。

綺麗で、歌はパンチが効いてて、何より口跡が良い。

実際、物語上の主人公は彼女でした。
確かアミューズ所属で、よく舞台にキャスティングされてるなぁくらいの印象しかなくて、お芝居してるところを初めて見たら、とても出来る人!でした。


大筋は、悪役の高田聖子vs客演の石田ニコルの対決。

もう一人の客演の神尾楓珠はうーん。

なんだか声は割れてるし、歌もイマイチ、お芝居もゴニョゴニョ…でせっかくの晴れ舞台を楽しめているのか、ちょっと心配になるくらい精彩を欠いていた。


肝心の天海さんは、オブザーバー的な役割。

若者を見守りつつ、やはり強くて美味しいとこは持ってく。でもこれは五右衛門役の古田新太ポジなので、そこに大物二人が収まるってどうなんだろう。

作品として、誰が主役か曖昧なのでなんだかスッキリしなくない?


天海さん、二幕からは、最後のダンスならぬ最後のタンス?宝塚パロディで魅せてくれた。

天海トート美しい〜!

さすが、昔取った杵柄でブランクを感じさせない。

投げかけるセクシーな目線もデュエダンでのリードも絶対元男役じゃないと出せない雰囲気で、ここがこの舞台一番の盛り上がりどころだったと思う…。


他は、いつも殺陣がキレキレの早乙女友貴がやっぱりいい仕事をしてたのと、よくドラマで見る生瀬勝久は歌が上手くて少しダンスも踊ってたけど軽快だし、声も凄く良くて芸達者ぶりを発揮。


ところで、天海祐希さんは髑髏城にもゴエロクにも出演してるけど、宝塚OGで後に続ける人っているんだろうか。

って思ったら、最近アミューズに入った潤花ちゃんが、ダンスキレキレで動けそうだし、勘も良さそうだし、寧ろ東宝ミュのグランドミュージカルより合うかも、なんて妄想しました。


話変わって、TVのローカルニュースでカヅラカタ歌劇団が10月のエリザベートに向けて夏休み返上で毎日八時間の稽古に励んでるとか。

地元でも有数の進学校なのに勉強大丈夫なんだろうか。

宝塚でもエリザベートずっとやれてないのにね(イケコが東宝ver.で満足してしまった説に一票)

イケコや、こないだ望海さんも訪問されてたよね。

講堂にお客さん1200人も集めるらしく、バウ超えじゃん!て思いました。