ディミトリとジャガビー | モンタギュー家の執務室

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ロミジュリから礼真琴をひたすら崇めている星担。地方民なので配信多め。
宝塚とエンタメ全般について綴ります。

1/26ソワレ観劇叶いました。

とにかく星組全体の仕上がりが素晴らしかったです!ぶらぼーー!

リラの花に例えた娘役はしなやかで美声、ジョージア軍の男役ダンスはそれは勇ましくピタリと揃っていて、訓練された兵士たちの戦がよく表現されてた。

二階席なのでオペラ無いと表情は分からないのですが、当然ながら配信より全体がよく見えて、つくづくこのお芝居は演出が肝だよなー、生田先生のミュージカルは見せたいものが明確に伝わります。

個人的に、、なこちゃんのお芝居って映像で見ると割と濃ゆい。直情型というのかな。琴ちゃんは声質がソフトなのもあって塩梅が絶妙。緻密に組み立てるタイプに見えるのに対して、なこちゃんは感じたままを素直に表現する人に見える。
だからなんかハラハラするのだけれど、二階席の距離感がちょうど良かった。

ルスダンは本当に良かったです!高評価に納得。


それにしても、私はやんごとなき人々の事が分からないので、ディミトリもルスダンももっと自由に生きられたらいいのに、国なんか捨てちゃいなよ、なんて青臭い気持ちになるのは、島国の住人だからでしょうか。

常に周囲の国からの脅威に晒されると自分たちのアイデンティティを守る事が、個人の当たり前の幸せより上にくるという感覚は掴みにくい。

推し並べて大陸の人って愛国心強いイメージ。


ディミトリにとってのルスダンはときめく異性というより大切な家族なんじゃないかなぁ。

何歳に人質としてジョージアに連れてこられたから分からないけど、アイデンティティは完全にジョージア人だよね。本当の名前に愛着も感じられないし。

それにジャラルッディーンいい人じゃん。

踏み絵強要はアカンけど。

地下牢から助けてくれ、大切に扱ってくれたジャラルッディーンへの恩義は自害で尽くして、でも心はジョージアにあるから裏切った。

あちらもこちらも立てて、この辺はさすが生い立ちよね。自分の生き方なんてまるで無かったもの。

ディミトリ〜ーー!なんかめちゃくちゃ可哀想になってきた。


琴ちゃん本人はオープンなハッピー気質に見えるのに、ディミトリやフロリアンみたいに抑圧された優等生役が意外とハマるのは不思議。

もう本当にこういう人にしか見えない。いつもながらブレないねー。

彼女らしく気を衒わず誠実に演じてた印象。


ジャラルッディーンはありちゃん予想したわたしですが、せおさんで大正解。オーラがあってカッコよかった。

星組のラスボスは愛ちゃんからせおさんに世代交代ですね。


そして最もツボったのはナサウィーでして。

だってジャラルッディーンがルスダンを助け出すシーンで、ジャラルッディーン見つめる目がハート♡

側近としてカッコいいジャラルさんを何度も見てきたんでしょうね〜、ヨシヨシ我が推し今日もイケてるぞっていう感じがよく出てて面白すぎた。

とにかくナサウィーの台詞回しが全般愛らしくて、えまちゃん毎回ソツがないよねー。上手い!


ありちゃんは憎まれ役を嫌味なく演じてた。ありちゃんだからこそかな。

98期同士、上司の強火担。アブァクは推しを殺され、イスラム繋がりのディミトリを逆恨みする不幸な拗らせオタク。ナサウィーはいつもお側にいられる幸福なオタク。


生のジャガビーは楽しすぎて羽根の行方とかどうでもよくなる。

確かに!ライト眩しいから予備知識なしに見た方は驚いたことでしょう。

こういうものだと知ってて見るのとは全然違うよね。

確かに電飾ギラギラだけど(故に昭和感)パチンコよりずっとマイルドだぜ、て思ったらスーパー玉出しエレクリカルパレード言われてたの思い出したw


曲が好き過ぎるのよ〜!早くCDください。

何度も言うのがロックスター。吉井さんの極めて平坦なボーカルからの琴ちゃんver.まるきり違うから!良きカバーで面白い試みだと思います。


ラリハーイ♪のことせおありダンスカッコ良すぎた。

そしてえまちゃん女豹センターで踊るとこ素晴らしかったので円盤にしっかり刻んでほしい。

あとマーリンが奪った羽根をバッファローが持ってたの分からんかったけど、まぁ猛獣使いだしなと思ってたら、プログラム読んで壮大過ぎる世界観に目を奪われました。

聖闘士戦かよー(キライジャナイ)

つかブラックパピヨンて何よ…。