CATSとダル・レークの恋 | モンタギュー家の執務室

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ロミジュリから礼真琴をひたすら崇めている星担。地方民なので配信多め。
宝塚とエンタメ全般について綴ります。

10/1マチネで人生初CATS観劇を果たしました。


CATSはエンタメ好きな父にもらった本場のディスクや映画を見てましたが、なかなか忍耐を要する内容で途中挫折…。

こんなにとっつき難い作品がロングランを続けられるのが不思議だし、特に分かりやすいものばかりが受け入れらがちな時代で本当に凄いことだと思う。


劇団四季については過去にオペラ座の怪人、ライオンキングを観劇。

四季劇場は録音だから舞台と客席が近くて見やすい。

で、月並みな感想ですが、レベル高っ!!ですよねー、やっぱり。

よくミュージカル感想で、あんなに動くのに歌声ブレなくて凄い!とか見ますが、CATSキャストはそんなフェーズをとっくに超越してる。

だって側転しながら歌えるんだもの、ブレる訳がない。

基礎力なんでしょうかね、発声はもちろん歌ダンス癖がなくて見やす〜いからノーストレス。


年に一度のジェリクル舞踏会。そこに集まった様々なジェリクルキャッツたちが自らをアピールする為にパフォーマンスを披露するショースタイルの作品。

台詞が少なく殆ど歌で表現されるのですが、その歌詞もふんわり掴みどころがなくて哲学的なのかな?

一番分かりやすかったのが劇場猫ガス。

今の演劇は全然駄目、昔はこんなもんじゃなかった、俺は凄かった、てこういう人いるよねー。


ラストにとある猫が純粋なジェリクルキャッツに選ばれる訳ですが、その経緯理由に理解が追いつかなかった。

と、生でも手強いCATSでした。


そして今日はWOWOWダル・レークの恋を録画視聴。

エルベといいコレといい菊田一夫は身分違いの恋専門?

一本立てにしてはシンプルで捻りのないストーリーだけに、月城かなとの美貌と演技が堪能できます。コスチュームもの万歳!


あらすじは割愛しますが、どうしても捻り無さすぎて。ラッチマン月城かなとがペペル暁千星の弱みを握りつつバディを組んで、鼻持ちならないクマール一族に一泡吹かせてやればよかったのに。

ラッチマンを愛した筈のカマラ海乃美月もブレブレで魅力感じず。ラストはそりゃそうだよな、ですが虚しくない?


キラキラ要員の暁千星と詩ちづるはもう星組なんだよね。月組の層の暑さすげー。

月城かなとと風間袖乃が素晴らしい。舞台上での居かたを知ってるとでも言うのかなぁ。

貫禄十分。

反面、暁千星はもっと弾けたいのにエネルギーを持て余してる様に見えてしまうのは、組替えを知った上での偏見かな。

海乃美月が本当にキレイ。月城かなとには大人っぽくエレガントな娘役が似合うね。

若手では礼華はるの長身が一際目を引く。


フィナーレが素敵でした。

パレードでは同期の礼真琴なら少年ジャンプ的な勝利感、柚香光ならキラキラ過ぎて叶わねーな!という爽やかな敗北感を味わえるのですが、月城かなとの大羽根姿には、まだこの世は正しく機能している、という安心感に満たされます。

女神とか菩薩みたいなんだよね。吸い込まれそう!