こんにちは!「Bluetoothスピーカー大好き」です!

本日は昼間に時間があったので、ヘッドホンの修理をしてみたので、

修理について記事を書かせて頂きます。

 

修理をしたヘッドホンはBluetoothスピーカーでも有名な

Marshall社の「MAJOR Ⅳ」です。

某ハードオフのジャンクコーナーで販売されていたのですが、

良いヘッドホンだとジャンクでも5000円以上するんですよね。

それでも購入したのには理由があります。

ジャンクの原因が、「イヤーパッド劣化+電源ボタン欠品

電源が入らないが、有線接続にて音出し確認済み」だったので、

まぁ最悪有線接続で聴ければ問題無いなと判断し購入しました。

 

ジャンクなので、実際に音出しだけは自分も確認して問題ない事を確認。

また、充電可能かどうかも確認し、こちらも充電ランプが点灯したので

購入しました。(タバコ臭かったですが、イヤーパッドは交換しますし

ファブっておけば臭いも取れるだろうと判断)

新しいイヤーパッドをAmazonで購入して、本体に装着後

しばらく箱に入れたまま棚に保管していました。

 

久しぶりに取り出して、作業机に出してみました。

改めて動作確認をしてみましたが、両耳からしっかりと良い音は

流れるものの、電源は入りません。充電用のTYPE-Cケーブルで

充電するとしっかりとオレンジのランプが点灯します。

 

「電源が入らない」という今回のトラブルで考えられることは

大きく3つ。

①バッテリーの劣化によりセルがダメになってしまい、

バッテリーに充電がされない

→ランプは光るので、充電しながらでも電源が入るタイプであれば、

 電源ボタンを押せば電源は入るはず

②どこかの回路がショートしてしまい、電源が入らない

→まともに通電しないため、充電ランプも光らないはず。

③電源ボタン周辺の物理的な破損、故障

→充電ランプは光るし、電源ボタン周りのトラブルである可能性が高い

 何よりも電源ボタンが欠品しているのが怪しい…

 

③の電源ボタン周辺の破損や故障などを疑いましたが、

まず一番多い原因である①バッテリーの劣化からチェックを行います。

「MAJOR Ⅳ」はR側に電源ボタンや充電端子が付いています。

経験的にBluetoothヘッドホンは、重さに偏りを出さないため、また

配線を複雑化させないために左右に役割を分担させる機種が多いです。

そのため、まずはL側のハウジングにアプローチしていきます。

左側のイヤーパットをとると写真のようにネジが4本付いているので、

外していきます。(イヤーパッドは左に回転させると容易に取れます)

 

ネジを外して少しスピーカーユニット側を引っ張ると隙間が空くので、

隙間にマイナスドライバーを差し込んで少しずつ開けていきます。

(製品によっては爪があったり、両面テープだったりしますが、

この製品は辺縁部が両面テープで留められていました)

完全に外すと写真のような構造をしていました。

バッテリーコードの端子を外して、テスターを用いて電圧を

チェックすると3.75V…バッテリーには問題は無さそうなので、

L側はネジを閉めて元の状態に戻しました。

 

バッテリーに問題がないということは、②回路の異常

③電源ボタンの物理的な異常のどちらかが濃厚なので、

今度はR側を開いてみます。

左側のようにシールが貼ってあるので、ゆっくりと剥がすと

ネジ穴が見えてきます。L側と同様に4本ネジがあるので

全て外します。

 

電源ボタンと繋がるフラットケーブルと端子がありましたので、

フラットケーブルを外します。ハウジング側にカバーがあったので

カバーごと引き抜くと電源ボタンが繋がった基盤が出てきました。

 

電源ボタン側の端子を見ると汚かったので、もしかしたら

何か液体が入っていた可能性もありますね。

ボタン側の金属部分もかなり汚れていて、

接触不良を起こしていたんだと思います。それにしても汚い。

フラットケーブルも汚れています。全ての端子、ケーブルの汚れを

接点復活剤で取っていきます。

その後、ハウジング側の端子もクリーニングして、

フラットケーブルを繋いで動作確認をしたところ・・・

 

電源が入ってLEDが点灯しました!!やったぜ。

 

電源ボタン側のカバーを付けて、元に戻します。

再度組み上げてから、電源が入るか確認。

問題なく点灯しました!!

あとは電源ボタンがむき出しになったところを

何かボタンの代用になるもので被せようと思います。

取り敢えずBluetoothで無線接続ができるようになって良かった!

後日、レビューしてみたいと思います。

 

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。もし参考になったら

いいねを押して頂けると励みになります。

(分解はくれぐれも自己責任でお願いします。修理は必ず

USBなどの電源、バッテリー端子を外した状態で行ってくださいね。

無理だと思ったらやらないのが一番!)

 

 

同時にMarshall社製品は模倣品も多く存在するため、

念のため、製品が模倣品でないかチェックしました。

※ここからは興味のある方のみ閲覧くださいませ。

 

「MAJOR Ⅳ」の真贋判別のポイント(完実電気さんのポストより)

①本物は電源ボタンが真鍮製→電源ボタン欠品のため確認できず

②ヒンジ部ロゴ 本物はⅣの文字がシャープで丸みを帯びていない

→写真を撮って確認してみましたが、模倣品と異なりシャープでした。

③充電確認用のLEDランプが本物はどの角度から見ても明るさは同じ

→模倣品は角度によって明るさが変わるが、明るさは同じだった。

④イヤーパッドの内側のQRコードに接続すると…

→メーカーで調べると模倣品の場合、違う製品のシリアルが表示されるようです。

ちなみにMAJOR ⅣのJANコードは7340055379458ですが、

表示された番号は73400553まで合っていました(詳細は分かりませんが…)

 

全部本物と同じ特徴なので、本物だと思います。

というのも…

 

 

実は完実電気さんのシールが貼ってあったから少し高くても

購入したんですよね。外箱のバーコード部分に家電量販店の

テープが貼っていましたし、視聴して明らかに良い音だったので、

購入しました。皆さんも中古で購入する時には、

絶対に完実電気さんのシールが貼ってある事を確認してください。

(フリマサイトで並行輸入品と書いてあるものの大半は模倣品です。

紹介文に正規品と書いてあっても、外箱を捨てたとかシールが貼っていない

場合は模倣品の可能性が高いので、レシートなどが確認できない場合は

見送った方が確実です。Embertonなど全ての製品は完実電気さんが

正規代理店として輸入しているので、完実電気を経由していない製品は

購入するべきではありません。どうしてもWEBで購入したい場合は、

完実電気の会社概要欄にある主要販売取引先に記載されている会社から

購入した方がいいですね。Marshall社製品は模倣品があまりにも多いため、

注意喚起のために記載させて頂きました!

皆様、良いBluetoothライフを!!