今回ご紹介するのは、2019年5月28日に発売された
Ankerの「Soundcore Motion+」です。
Ankerと言えば、Soundcore2やFlare2など安くてコスパの良い
Bluetoothスピーカーブランドの位置付けですが、
今回の「Soundcore Motion+」はSoudcoreシリーズのフラッグシップ、
Soundcoreシリーズの系譜を継ぐプレミアムモデルとなっています。
大体Ankerのスピーカーは5000円あれば買えるイメージですが、
本製品は約1万円とJBL、SONYと同価格帯になっています。
それでは早速ですが、「Soundcore Motion+」のフォルムを
見てみましょう!
グリル部は王道のメッシュグリルを起用しており、
マットな感じの金属素材が用いられています。
デザイン性の良さを感じるのは、メッシュの間から
ウーハーとツイーターとロゴ部分がうっすらと見える点。
また、音の広がりを出すために15度上向きに設置されているので、
グリル部も少し上向きで丸みを帯びておりカッコいいですね。
本製品はウーハーとツイーターからなる2WAYタイプに
なっており、Ankerのスピーカーの中でも据え置きに近い形で
使うタイプと考えて頂ければと思います。
(防水性能IPX7なのでもちろん屋外でパリピな使い方もできますが)
背面にはパッシブラジエーターが1基備わっており、
低音は前面のウーハーと合わせてしっかりと出る構造になっています。
上面には電源ボタンを除くボタン類が配置されており、
右側からBASS UPボタン、音量-、再生ボタン、音量+、Bluetooth
ボタンの順に並んでいます。
本製品のデメリットに感じる部分は、指紋が付きやすい事ですね。
というか、Anker製品のほとんどのラバー部分に言えることですが。
グリル部を正面にした時の右側面には電源ボタンと
カバーで隠れている部分に外部入力用の3.5mmミニプラグ用端子と
充電用のUSB TYPE-C端子が備わっています。
ちなみに外部入力でハイレゾ対応していますし、イコライザを用いれば
音のカスタマイズが可能です。また、このサイズだとスマホなどの充電が
可能な給電機能があるスピーカーが多いですが、このスピーカーは
給電機能が備わっていません。この機能はほとんど使いませんけどね(笑)
本製品の価格帯は新品で約10000円で販売されており、
中古だと4000円~8000円くらいで販売されています。
ジャンクは1500円~2500円くらいで稀に販売されています。
音に関してですが、素人である私の主観であることを前提とした上で、
レビューしていきます。
全体的な印象としては
「低音はすごく出るし、ハイレゾ対応で高音質なのはいいけど、
中高音が低音に押され気味(気にならない程度)」
出力は30Wとかなり大きいので、音の余裕はありますし
低音はBASS UPモードだとかなり低い重低音が出ます。
一方で低音がかなり強いため、中高音が押され気味で
人によってはこもるような印象を受けると思います。
でもSoundcoreアプリのカスタムイコライザを用いれば
自分が好きな音域を強調することができるので、
低音部分を少し抑えて、中高音を上げてあげれば
音のこもりに関しては抑えられると思います。
FLIP5だと低音は65Hzが限界ですが、本製品は50Hzが限界ですし、
高音域もFLIP5が20kHzに対して、本製品は40kHzが限界です。
落ち着いた曲だと音域の幅の違いを明らかに感じる事が出来ます。
またSBC接続に加えてaptXにも対応しています。
長くなってしまいましたが、レビューについて下記の項目を5段階評価で
まとめたいと思います。
デザイン ★★★★★★★★★★ 9
機能性 ★★★★★★★★★ 9
携帯性 ★★★★★★ 6
音質 ★★★★★★★★★ 10
低音 ★★★★★★★★★ 10
中高音 ★★★★★★★★ 9
総合評価 8.8/10
2WAYスピーカー、ハイレゾ対応、USB TYPE-C充電、aptX対応、
複数台再生、防水性能IPX7など機能性に優れている本製品ですが、
低音が強いがゆえに、中高音が押されてしまうというデメリットもあります。
でもイコライザで何とかなりますし、他の製品と比べて劣るとは感じません。
このスピーカーがおススメな方は、ハイレゾ対応のDAPを持っている方が
手軽にハイレゾ対応のスピーカーで再生してみたい場合や
コストは抑えつつも、2WAYで中型のBluetoothスピーカーを使ってみたい方が
適していると思います。大体Bluetoothスピーカーでツイーターが付いていて
ステレオの製品は1万円を軽く超えてくる製品がほとんどですからね・・・
aptX対応でハイレゾ対応。Bluetoothでも有線接続でも高音質。
低音も超低音から超高音まで対応。
携帯性を考えると重さは避ける事の出来ないでメリットですが、
中高音のこもりはイコライザで緩和することができると思います。
こもりに関しては気にならない程度なんですけど、気になる人は気になる。
スペックだけ見るとメリットしかないですし、実際良い製品だと思います。
レビューは以上となりますが、
もし少しでも参考になったという方がいらっしゃったら、
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是非よろしくお願いいたします!
今後もコツコツとレビューしていきたいと思います。
それではまた!!