今回ご紹介するのは、製品のレビューではありません。
いろんなフリマアプリを利用している私がたまに目にする模倣品。
JBLさんのホームページにも載っておりますが、購入者の視点から
JBL製品(主にBluetoothスピーカー)の見分け方についてご紹介いたします。
最初にお伝えさせて頂きますが、
フリマアプリで見つけた時にはすぐに運営に報告しております。
数は多くないですが、騙されて購入してしまった模倣品は返品しております。
とはいえ、出品された方も知らずに出品しているケースも多いですし、
フリマアプリの運営の方々も最大限の削除はされていると思います。
ただ全ての出品物を検査することは不可能です。
そこで、今回出品/購入する時にそれが本物であるかを見分けて頂くため
出品者・購入者の方々の参考になればと思い、この記事を書きます。
早速ですが、模倣品というと、どのようなものを指すのでしょうか。
いわゆる”ニセモノ”のことを指します。似せて作ったもので本物ではありません。
私はよくフリマアプリで購入させて頂くのですが、
JBLの製品に限っては、色々と手に入れていくうちに特徴が分かってきました。
その特徴について注意点を踏まえてお伝えさせて頂きます。
①箱に書かれている記載項目を見てみよう!
こちらはJBLの「FLIP5」です。左が本物、右が模倣品の箱です。
水に沈むデザインは同じような感じですが、よく見ると色々と違います。
同じような場合もありますが、模倣品の主な特徴は下記のとおりです。
・本体の写真やパッシブラジエーターにロゴがない
・受賞した賞に関する記載がない(写真のNo.1と書かれた部分)
・「Bluetooth」の表記が「Wireless」
・箱に書かれているロゴの色が違う など
・箱が凹んでいる(通常使用で凹む場合もありますけどね)
こちらは「CHARGE5」ですが、これも似たような感じですよね。
ロゴもないですし、パッシブラジエーターの部分のロゴもないです。
そしてよく見てください。製品名が「CHRAGE5」になってます。
ちなみに「FLIP5」では裏面に書かれている英語の文章表記も異なっていました。
②製品やケースの写真をよく見てみよう
こちらは「CHARGE5」の製品を正面から見た写真です。
左側が本物、右側が模倣品です。模倣品の主な特徴は下記のとおりです。
・ロゴの部分に本物に塗装されているような塗装がされていない
(手間がかかりますからね)
・Bluetoothのロゴが「M」になっている。←大半はここで見分ける事ができます。
(ライセンスを取っていないとロゴを使用できないからでしょうか)
こちらはFLIP5の製品ロゴ写真です。したが模倣品ですが、フリマアプリで売ってる
ロゴを張り付けているため、スピーカーグリルに埋め込まれておらず、
ロゴ部分が盛り上がった状態です。心なしか角も丸くなってますよね。
お粗末な製品だとロゴが少し曲がってたりしますし、色もよく見ると違います。
また正面写真でなくても、端子などやボタンの部分でも見分けられます。
左側上部が「CHARGE5」の本物(黄色の塗りつぶしはシリアル部分)で、
右側が模倣品です。下部左側は「FLIP5」の本物、右側が模倣品です。
書いてある文字も違いますし、端子の数も違います。
この端子に付随してですが、模倣品では上部写真右側の「AUX」に
差し込むためのオーディオケーブルが付属していました。
また、ボタンのところも案の定、「M」になってますね(笑)
ケースがない場合は本体のみで判断しますが、ケースや付属品が
ある場合はより判断しやすくなります。付属品に関しては
先ほどのとおりですが、ケースでの判断について例をお示しします。
例:「FLIP5」 →ケースが特徴的で、本物は発泡スチロールっぽい
黒いケースに入った状態になっています。一方で模倣品はプラスチックの
柔らかいケースに入っています。
次にお示しするのは、Bluetoothイヤホンです。
製品は違いますが、どちらも本物に見えますよね?
正解は左側のみ「本物」です。
断定することはできませんが、右側は恐らく模倣品と考えられます。
音も悪くはなかったですが、ネット上でも模倣品が示唆されている
「T280TWS」です。私は「FreeX」や「REFLECT FLOW」を持っていますが、
左側のように100%ウレタンケースです。他の製品でも
右のようにプラスチックの安っぽいケースは見た事がありません。
ケースもJBLはパカパカ開くタイプが多いですし、
イヤホンでもJBLはあの起動音がしっかりと流れます。
この製品はネットで調べると本物もあるようですが、
Bluetoothイヤホンも模倣品は多いので注意が必要です。
話は逸れましたが、製品にかかわる部分は
「箱」と「本体」、この2つで見分けます。
フリマアプリで購入する時は価格に目が行きがちですが、
最近は模倣品も同じような値段で出品されています。
製品以外でも真贋の判別の参考にできることがあります。
それは出品者の製品説明文やタイトルです。
③フリマアプリなどでの出品者の製品説明文、タイトルを見よう
こちらは著作権もあるので、直接写真は掲載しませんが、
主に下記のような文章を記載されているケースが多く散見されます。
・こちらは並行輸入品となります
・完璧を求める方はご遠慮ください(主に新品未使用表記で)
・箱は凹んでいますが、輸送の関係で凹んだものです。
・Bluetoothスピーカー(直接、製品名を書かない)
・写真、商品説明画像がネットショッピングサイトからの転用で
実際の製品写真枚数が少ない
・わざとボタンやロゴを隠すように写真を撮っている
・出品者がコメントを削除している
もちろんこれらは本物で記載される表記でもありますが、
ネットショッピングと異なり「並行輸入品」であるという担保は天地の差です。
また実際に買ってもらおうと思って出品する方は、ある程度の写真を
載せる方が多いのではないでしょうか。安いから即購入することも
多々あると思いますが、気になったら一度出品者の方に確認をしてみましょう。
模倣品を指摘されているケースもあるので、コメントは確認してみてください。
先ほど製品の箱や本体から見分ける方法も説明しましたが、
この3点をしっかり確認することで模倣品購入のリスクはぐっと減ると思います。
これら模倣品の出品は、フリマアプリのガイドラインでも厳重に禁止されています。
貰い物などご自身が家電量販店やネットショッピングで購入したもの以外は、
一度お調べ頂いてからご出品頂けるとこちらも気持ちよく購入できますね。
今まで見た事のあるJBLの模倣品は、「XTREME」、「CHARGE5」、「CHARGE2+」
「FLIP5」、「CLIP4」、「BOOMBOX」です。いずれも上記に該当していました。
JBLではありませんが、BOSEのSoundlink miniも模倣品がありました。
長くなってしまいましたが、購入側もしっかり「箱」や「本体」、「説明文」などを
確認して、模倣品を購入しないように注意しましょうね!
ブログを立ち上げてからJBLのスピーカーを続けて紹介していますが、
今後は、BOSEかSONYのスピーカーもレビューしてみようと思います。
次は何を紹介しようかな…迷っていますが、次回もお楽しみに!