6月の読書メーター
読んだ本の数:37
読んだページ数:9202
ナイス数:625

あなたの言葉をあなたの言葉を感想
「毎日小学生新聞」で連載されていたエッセイの単行本化されたもの。当然読者は小学生を想定していると思うのだが、大人が読んでも言葉がすっと入ってくる。言葉をもつこと、それによってもやもやとした気持ちやと考えを形にすることの大切さを小学生にも伝わるように書かれている。小学生は著者が寄り添ってくれるように感じられるのでは。
読了日:06月01日 著者:辻村 深月

あきらめるあきらめる感想
タイトルだけをみると暗いイメージの物語かと思ってしまうが、そうではない。常識とは関係なく、自分の価値観で生きていくことを肯定している。テーマ自体はわりと好きなのだけど、自分のなかに文章がすっと入ってきづらかった。
読了日:06月01日 著者:山崎 ナオコーラ

暮しの手帖 5世紀28号暮しの手帖 5世紀28号感想
漆器の特集が良かった。日々の生活で使いやすそうな漆のコップやカトラリー等取り入れられたら。仙台の記事も気になり、町を歩いてみたくなった。
読了日:06月01日 著者:

8割捨てて、二度と散らからない部屋を手に入れる (TJMOOK)8割捨てて、二度と散らからない部屋を手に入れる (TJMOOK)感想
片付けに気合いを入れるために。15分で27個の物を捨てる、買ったものは48時間以内に使い始めるの2つのアドバイスが印象に残った。
読了日:06月02日 著者:筆子

spring (単行本 --)spring (単行本 --)感想
タイトルにもなっているspring=萬春というバレエダンサーであり振付師でもある人物の物語。バレエのことをよく知っていればもっと楽しめると思うが、そうでなくても十分に楽しめる内容。
読了日:06月03日 著者:恩田 陸

今までの服がなんだか似合わないんですが、 こんな私でもどうにかなりますか?今までの服がなんだか似合わないんですが、 こんな私でもどうにかなりますか?感想
アラフォー世代向け着こなし術。キレイめとカジュアルさのバランス(基本は7:3)、3色コーデが基本 。面倒に思っても試着はして、サイズを上げる、下げるも試すこと。
読了日:06月04日 著者:田部 晴香,yopipi

詩の中の風景-くらしの中によみがえる (中公文庫 い 139-2)詩の中の風景-くらしの中によみがえる (中公文庫 い 139-2)感想
著者が選んだ詩篇にエッセイを添えたもの。気持ちが落ち着かないかなで読んだが、本当はもっと腰を据えて読みたかった。味わい深い作品。あとがきの渡邊十絲子氏の「思い出せる詩があるということは、有事に際して履きかけることができる靴をもつようなことだと思う。自分とは違う人間の視点の高さ、歩幅、速度。ささやかな変身は、せまいところに閉じ込められて身動きのできない心を救い出す」という文章も良かった。
読了日:06月04日 著者:石垣 りん

片づけ0ですっきり暮らす~稼動率が上がる収納術片づけ0ですっきり暮らす~稼動率が上がる収納術感想
YouTubeチャンネル「週末ビフォーアフター」を開設している著者の片付け術。物を見直すときには「いる、いらない」ではなく稼働率で判断。稼働率を左右するのは動線。ゴールデンゾーン(使いやすいスペース)には稼働率100%のものだけを置く。収納ケースの中が見えないのは物がないのと同じ。散らかる原因になるとりあえず置きを防ぐために、仮置きできるバッファ(ゆとり)ゾーンを作る。
読了日:06月05日 著者:古堅純子

暦レシピ暦レシピ感想
これまでに出版された『日々ごはん』シリーズから編まれたもの。文章だけのレシピなのに、どれも美味しそう。今回は図書館で借りたけれど、購入して手元に置いておきたいと思った。
読了日:06月05日 著者:

精選女性随筆集 石井桃子 高峰秀子 (文春文庫 編 22-8)精選女性随筆集 石井桃子 高峰秀子 (文春文庫 編 22-8)感想
川上弘美選のエッセイ集。高峰秀子氏のエッセイがとりわけ興味深かった。子役時代のことを描いた作品が多く、どれも面白かった。他の作品も読んでみたくなった。石井桃子氏の作品のなかでは戦時の内容について触れられた作品が良かった。
読了日:06月06日 著者:石井 桃子,高峰 秀子

クリームイエローの海と春キャベツのある家クリームイエローの海と春キャベツのある家感想
デビュー作であり、創作大賞2023(note主催)朝日新聞出版賞受賞作。家事代行の仕事を始めた津麦が、5人の子をかかえるシングルパパの家に派遣されて奮闘し、津麦もシンパパ家族も少しずつ変わっていく物語。 家事はただ一度で人の価値観を変えるものではないけど、諦めて終わらせなければ少しずつ変化は起こるものという言葉が心強い。
読了日:06月07日 著者:せやま 南天 

もっと からだ整えおにぎりとみそ汁もっと からだ整えおにぎりとみそ汁感想
第2弾のおにぎりとみそ汁本。この2品だけで、充分に満たされるだろうなと思う。写真を見ているだけでも精神的に満たされる。とても美味しそう。
読了日:06月08日 著者:藤井恵

国道沿いで、だいじょうぶ100回国道沿いで、だいじょうぶ100回感想
著者と家族(母、弟)についてのエッセイ。ほんとにいろいろなことが起こって大変そうなのだけど、絶体絶命と思えるときにでも「大丈夫、大丈夫」と言っていて、結果的にはそうなってきたというのが強い。行動援護のヘルパー研修に著者が参加して、そこで出合った人の様子をみて、かつて弟の支援についたガイヘルのことを重ねてみているところがなんともいえない気持ちに。助けたい人ほど、助けてほしくて、でも助けの求め方がわからない人かもしれない。
読了日:06月10日 著者:岸田 奈美