6月の読書メーター
読んだ本の数:31
読んだページ数:7952
ナイス数:725
彼女たちは楽園で遊ぶ (単行本)の感想
宗教がらみのホラーテイストストーリー。途中までは面白かったけど、間を置きながら読んでいたら自分のテンションが下がってしまい、後半流し読み的に。
読了日:06月02日 著者:町田 そのこ
俺の恋バナを聞いてくれの感想
男性が主人公の恋愛もの6編。どの人物もクセありで、妙なこだわりあり。みんな多かれ少なかれこだわりはあるのだろうが。彼氏にするなら「ハイスペ」の瓜生がいいなぁ。漢詩が趣味で、美味しい中華屋めぐりができそうだし。
読了日:06月03日 著者:新川 帆立
食堂巡礼 (MOE BOOKS)の感想
著者のお気に入りのお店(食べ物屋)の紹介。山形、長野、山梨のお店が多い。巻末の能登の食をめぐる旅を読んで改めて能登にいってみたいという気持ちを強くした。
読了日:06月04日 著者:小川 糸
燻る骨の香りの感想
「香り」三部作の完結編。京都の香老舗で、特別な嗅覚をもつ丹穂が亡くなった。その丹穂と交流があった調香師・小川朔に香の謎を解き明かすよう依頼をする丹穂の姉・真奈。香りでいろいろな情報が視えるのは生きにくいだろうなと思うが小川朔の謎解きはお見事。
読了日:06月05日 著者:千早 茜
1+1(ワンプラスワン)の感想
俳句結社「水軍」のメンバーを中心とした連作賞編集。24編。タイトルがいずれも料理×飲み物のペアリングになっている。ストーリーに料理、飲み物がうまく絡められていている。ストーリーとして好きなのは「ラプサンスーチョンと〜」(同性が好きな茜の意中の人に対する目論見が失敗するもののの、まだ始まってもいないとあっけらかんとしているところ)、「焦がしてしまった鰤の照り焼きと〜」(恋仲になる手前の拓郎と遥子が、失敗した料理をお互いに楽しめる感覚から距離が縮まるところ)、「マッコリと蛤のチヂミ」(美味しくできた料理を→
読了日:06月06日 著者:井上 荒野
ふつうの人が小説家として生活していくにはの感想
島田潤一郎氏が聞き手のインタビュー本。津村氏は関西住まいで世代が近いが、中高生時代の学校帰りに心斎橋の大丸に寄ったり、吉本天然素材のライブを観にいったりしていたという身近にカルチャーがある環境を羨ましく感じた。ハードコアパンクにハマっていたというのが意外(とても良い)。若い頃にしんどさを感じながらも、それを定義する言葉、例えば「生きづらさ」、「理解されない」といった言葉を持ち合わせていなかったのが自分には良かったというのが印象的。病名をつけると病気になる、の反対。
読了日:06月07日 著者:津村記久子
言問ラプソディの感想
コピーライターになることを諦め、就職した広告代理店の仕事も辞めて、浅草花やしきでアルバイトを始めた28歳の智太。花やしきで働くアルバイト仲間や家族との関わりから自分のこと先のことをみつめ直す。20代後半とはいえまだまだ若者らしい悩みにぶつかる智太の成長記。爽やか。
読了日:06月08日 著者:小野寺 史宜
毎日がちょっと軽くなる! 1秒収納――「つい後まわし」のクセが消える超かんたん片付け習慣の感想
片付けできる仕組みをつくる(毎日15分片付ける等)、大きく片付ける必要があるときにも短期戦ではなく2ヶ月100時間かけて。一気にやって片付けられてもリバウンドの可能性が高いから。片付けの王道ハウトゥー。
読了日:06月09日 著者:中田りょうこ
人生不案内 (新潮新書 1119)の感想
読売新聞で連載された「人生案内」(お悩み相談)をまとめたもの。ですます調ではなく、はっきり言い切っているのがいしいさんだからこそのお答えかなと思う。あとがきの手土産の話に笑ってしまった。自身が一般常識に欠けていると自覚がありながら、お悩みに丁寧に向き合って回答されていたのがわかる。
読了日:06月09日 著者:いしい しんじ
飛距離の長い青春の感想
医者になることを目指し、医大進学を目的とした浪人生3人の青春もの。私の年齢が上がってしまったからなのか、医大を目指す実家太い家族で浪人ができるという設定が好みでないのかあまり入り込めず。
読了日:06月09日 著者:砂村 かいり
私たちはたしかに光ってたんだの感想
続けて読んだ青春もの。高校生バンド「さなぎいぬ」は紅白出場を目標にしている。そのメンバー4人のうち、瑞葉のみバンドを脱退することに。別のベースが加入して、以後売れっ子バンドに。瑞穂は父の事務所を引き継ぐべく、公認会計士に。瑞葉がギター朝顔の才能を活かすためにも自分がバンドから離れるのに、周りには父の後を継ぐことを理由としたことが切ない。そのバンドが売れて、瑞葉はメンバーが輝いているのをみながら、自身はバンド活動を終えた後の人生は余生だと思うが、黒野からかけられた言葉「いつ光ったっていいし、→
読了日:06月10日 著者:金子 玲介
超個人的時間旅行 (ハヤカワ文庫JA)の感想
「現実の中のタイムトラベル」をテーマにしたアンソロジー。26編収録。面白かったのは、せきしろ「7つの方法」(過去の自分の振り返り法)、パリッコ「酒、イコールタイムマシーン」(酔いによる電車乗り過ごし問題)、小原晩「空とぶ記憶」(酔いは無意識的時間旅行なのか)、宮崎智之「前借りする未来」(過去を書く人が多い中で先のことを書いているのが面白いなと)、岡田悠「25時間の録音データ」(ICレコーダーにたまたま残っていた過去の自分の日常の音声と今の自分とのつながり)。
読了日:06月11日 著者:
目覚めると、ひとりだと気づく 家族が過ごした最期の日々 (文春新書 1525)の感想
7名の最愛の家族との別れについて綴られている。特に小池真理子氏の夫を亡くしての思いが胸にくるものがあった。最期をどう迎えるか、またそのあと遺された家族は死をどう考えるか。こういうときこそ医療だけではない、心の支え方として哲学や宗教が役立つのだろうと感じた。
読了日:06月12日 著者:阿川 佐和子,加賀 乙彦,小池 真理子,曽野 綾子,永田 和宏,眉村 卓,柳田 邦男,吉行 和子
日本酒語辞典: 日本酒にまつわる言葉をイラストと豆知識でほろりと読み解くの感想
日本酒にまつわる言葉の解説。日本酒のことをこれから知っていきたいという人にはわかりやすそう。酒飲みのことを「左利き(左党)」というのは、大工が右手に金槌、左手にノミをもって仕事をする人が多く、ノミに飲みをかけてできた言葉だと言われていると。へぇー。
読了日:06月13日 著者:こいしゆうか
海をわたる言葉 翻訳家ふたりの往復書簡の感想
おふたりの翻訳家の往復書簡。翻訳業はとても孤独であるがゆえに、おふたりがともにお互いのことを同志を得たように感じながらのやりとりがとても良い。仕事のペースを落とすことも考えられつつ、書く仕事を続けていきたいというお気持ちも強く、これからもおふたりのご活躍が楽しみ。
読了日:06月14日 著者:クォン・ナミ,村井 理子
いいわけ劇場 (ハルキ文庫 む 2-21)の感想
原版は2002年。文庫版の新装版。奇妙さ、可笑しみの感じられる12編。化粧、食べること、無添加…こだわるところは人それぞれ。周りからみると変でも本人は必死あるいは夢中。そのギャップの描き方がユーモラス。
読了日:06月15日 著者:群 ようこ
雨が降ったら (一般書)の感想
わかば洋傘店を中心とした連作短編集。当たり前とされるところから外れる生き方をしてもそれを肯定してもらい、じんわりとパワーを授けられる小説。自分の生きたいように生きて、失敗して気持ちがずぶ濡れになってもそのときには自分の好きな傘をさせばいい。
読了日:06月16日 著者:寺地 はるな
非色 (河出文庫)の感想
一度読みかけて中断していたが改めて読み直し。「戦争花嫁」である笑子の黒人兵との結婚、出産、渡米しての生活の物語。大きなテーマは差別。肌の色、使う/使われる関係性などいろいろ考えさせられる。1967年の作品だが、古さを感じさせない。ということは今もなおその差別が続いているともいえる。
読了日:06月17日 著者:有吉佐和子
いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具 (文春文庫 お 83-1)の感想
八ヶ岳での生活をスタートされた小川さんのエッセイ。40代後半になってから運転免許を取得し、山での生活を始めるというのはかなり勇気がいるように思うが、すぐにその生活に馴染んでしまうというのがすごい。
読了日:06月18日 著者:小川 糸
筒井康隆、九十歳のあとさき:老耄美食日記の感想
2022年(88歳)から2025年(91歳)までの食を中心としたエッセイ。他の食エッセイと差別化を図るためと支払い金額まで載せているのが面白い。支払い金額もさることながら、ご夫婦揃って健啖家でびっくり。妻・光子さんはかなりお酒も召し上がっている。胃腸の強さに生命としてのエネルギーの強さを感じる。数年前に亡くされたひとり息子・伸輔さんのことが所々で出てくる。お辛いだろうな。
読了日:06月20日 著者:筒井 康隆
須賀のスガスガしくない話の感想
『青春と読書』で連載されていたエッセイ。作家ならではの内容から、高校野球、観劇やクラシック音楽までテーマは幅広い。似合うファッション探しでパーソナルカラーや骨格診断を受けられた話が面白かった。
読了日:06月21日 著者:須賀 しのぶ
あしたの寄り道 (講談社文庫 あ 21-62)の感想
ショートショート。さらっと書かれているけど、意味がわかるとひやっとするようなストーリーが好み。最近文庫本でも価格が上がっているので、200ページ弱とはいえ500円の価格設定は手にとりやすくてうれしい。
読了日:06月21日 著者:赤川 次郎
100分間で楽しむ名作小説 瓶詰の地獄 (角川文庫)の感想
タイトル作と「死後の恋」、「支那米の袋」の3編収録。短いながらもなかなか入り込めず苦戦。このなかでの好みでいくと「支那米の袋」。
読了日:06月22日 著者:夢野 久作
チャーハン兄弟 (潮文庫)の感想
父が営んでいたが休業中の店舗「中華一番」を再開し、お客さんを呼び込もうと兄・一番と、銀行を退職した弟・悠夢が奔走する物語。素人のふたりでは父には追いつけないと提供メニューをチャーハンに絞り込んでからも、協力者は現れるものの、四苦八苦。天真爛漫な兄とこれといって打ち込めるものも夢もない弟。最後には弟が最終的に「俺のチャーハンで、うまいって言わせたい」と思えるようになって良かった。
読了日:06月22日 著者:行成 薫
テストと学力 何を測るのか,どう測るのか (岩波新書 新赤版 2111)の感想
こちらを読んで1回のテストでその人の力を正しく評価するというのはとても難しいことだと感じた。著者の提言である、確からしい結果を得たいなら複数回の測定の機会を設けるべきというのはもっともだと思うが、テストを作ること自体がまた大変そうでもあり…。
読了日:06月24日 著者:光永 悠彦
吸血鬼の感想
女性は中学生になると「おひつじ」から「うお」までの12階級にランクづけされ、男性に望まれるように教育され、男性から望まれたら一夫多妻制のもと結婚しなくてはいけないという世界の物語。極端ではあるけれど、現在の世界とあまり変わらないのではと感じた。地獄。
読了日:06月25日 著者:遠野 遥
#台所のあるところの感想
台所がキーになる連作短編集。各話ドラマの話も出てきていて、それが最後現実とリンクする。台所事情から人生のままらなさを感じる。
読了日:06月26日 著者:原田 ひ香
食べて、寝て、しあわせ?の感想
食べることがテーマのアンソロジー。6編収録。伊吹有喜「幸せのカレーライス」にはバール追分が登場したのがうれしい。中西智佐乃「四十歳の栄養」はがんばる独身女性のほろ苦さ、古市一絵「五十の壁が高すぎる」はお袋の味だと思い込んでいたものの正体が肩透かしを食らわせていてすっきり。
読了日:06月27日 著者:伊吹 有喜/中西 智佐乃/藤野 恵美/伊藤 朱里/古内 一絵/窪 美澄
コズミック・ガール 宙わたる教室の感想
『宙わたる教室』続編。東新宿高校の定時制科学部は消滅していたが、佐那が科学部を復活させようとがんばり、再始動を果たす。目指すは廃棄食材のじゃがいもから作った燃料で動かすロケット作り。あとがきで明かされているがこれに実際チャレンジした高校生がいるというのが驚き。百瀬が興味のあることに打ち込み、ロケットの打ち上げで宇宙を目指すことについて、「未知の世界への旅立ちはいつだって、希望です」と言っている部分が好きだなと思った。
読了日:06月28日 著者:伊与原 新
ノスタルジアの感想
アラフォーの紗文とまだ20代半ばの創との恋愛もの。それぞれの傷がありつつ、ふたりが自分なりのペースで相手に、自分の人生に向き合っていく。現実感がない、ふわふわとした感じが島本さんの作品らしい。夢を見ていたような感覚。
読了日:06月29日 著者:島本 理生
そんな気がする (単行本)の感想
「そんな気がする」と感じた記録、と最初に書かれている通りの軽いエッセイ。確かにねと思う内容もあればそうでない内容も。「⚪︎⚪︎の口になる」という表現は口じゃなくて脳がそう感じているのでは、というツッコミは確かに。
読了日:06月30日 著者:武田 砂鉄
読書メーター





















































































































