3月の読書メーター
読んだ本の数:32
読んだページ数:7250
ナイス数:614
るるぶ奈良’25 (るるぶ情報版)の感想
先日奈良の寺社の本を読んで奈良に行きたい気持ちが高まって。これまで行ったことのないエリアが気になる。斑鳩町(法隆寺、法起寺)、桜井市の長谷寺、宇陀市の室生寺。吉野の桜や金峯山寺もいいな。
読了日:03月01日 著者:
旅の手帖 2025年3月号の感想
「おいしいお酒のある町へ」という特集タイトルだけでもわくわくしてしまう。特集で取り上げられた土地で特に行ってみたいのは会津、男鹿、能登。
読了日:03月01日 著者:
晴れの日の木馬たちの感想
明治〜大正の時代。親を助けるために倉敷紡績で働くすてらが小説家になって活動するまでの物語。すてらの成功には努力は当然あるとして、多くの人たちとの縁が良い方向に向かわせたんだろうと思う。すてらは幸運でいて、心持ちが素直なところが魅力的なキャラクター。
読了日:03月02日 著者:原田 マハ
精選日本随筆選集 孤独 (ちくま文庫み-40-2)の感想
孤独をテーマにした随筆アンソロジー。遠藤周作の初期の作品「恋愛とフランス大学生」、「フランスにおける異国の学生たち」は意外におもわれる雰囲気の作品なのが良かった。坂口安吾の「石の思い」、「文学のふるさと」は、坂口の生い立ちが坂口作品の重さに影響しているのだろうと思われる内容。正宗白鳥は初読みだが、明治〜大正時代の岡山の家族の様子が、先日読んだ原田マハ作品『晴れの日の木馬たち』の理解を深められるような、原田作品の時代背景の解像度が上がるようなところがあって、読めたのが良かった。
読了日:03月04日 著者:
サチコの感想
単身生活を送る55歳のサチコが食堂でアルバイトを始める。食堂での人間関係、友達や家族との交流の様子は「れんげ荘物語」シリーズと雰囲気が似ている(主人公が働いているというところが違う点)。
読了日:03月05日 著者:群 ようこ
手軽 あっさり 毎日食べたい あたらしい家中華の感想
再度レシピチェック。
読了日:03月07日 著者:酒徒
信州善光寺門前 おやすみ処にしさわ商店 (徳間文庫)の感想
善光寺の参道から少し外れたところにある「おやすみ処にしさわ商店」。東京からやってきた店主の茜、ここにやってきた客の物語。にしさわ商店に置かれた感想ノートで客同士が交流をしている様子が温かい。お店で提供されるアップルパイやおやき等が美味しそうで、長野の風景や食べ物を思い浮かべながら読んだ。
読了日:03月07日 著者:長月天音
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 4の感想
もう続きは出ないのかと思っていたのに、第4巻が出ていた!相変わらず仲の良くないぽんたとアルフ。切実なトイレや健康の問題。猫のストレスを軽減すべく引っ越ししたり、病院に連れていくために車の購入まで。猫を新たに飼おうという人はこれを読んで覚悟を決めてからにした方が良いかも。
読了日:03月08日 著者:鴻池 剛
世界はきみが思うよりの感想
ぐっとくるところが多かったのにうまく感想がまとめられない。でも、寺地さんの作品はその人が苦しんでいる状況は苦しいと言っていい、当たり前だとされていることに違和感があればノーと言っていい、と認めてくれるなと感じる。印象的だったのは、「ブウンドケーキ」で冬真の母が子どもに毎日弁当を作らせている吉良さんに、子どもは親が喜ぶ顔をみたくてがんばってしまうが、親がそれに甘えていると咎めるところ。あとは「恋とレモネード」の紗里と水田の関係性。男女がペアだったら恋愛や交際だとかという関係に必ずしもならなくていい。
読了日:03月09日 著者:寺地 はるな
30の短編小説の感想
30をテーマにした短編アンソロジー。テーマと同じく30編収録。好きな作品は、朝比奈秋「ネオン魚群」(魚の色鮮やかさ目に浮かぶよう)、河﨑秋子「こひつじメリー」(飼った羊のホラー)、高山羽根子「そこの関節からも曲がるんだ」(時代の変化が短編で表わされた)、山内マリコ「もう三十代ではないことについて」(ジェンダー論的要素)、結城真一郎「やることなすこと」(次々と繰り出される「〜ハラ」)。
読了日:03月10日 著者:
それはそれはよく燃えたの感想
メフィストリーダーズクラブのショートショート集第6弾。「それはそれはよく燃えた」の文章から始まる物語。さらっと読める分、印象に残りにくいような。秋吉理香子「ファンの鑑」、五十嵐律人「不完全怨念」は、持ち上げてから落とす(復讐)方向は似ているけど、一方はSNSでの炎上、一方は本当に燃やしてしまうというもっていき方の違いが面白い。皆川博子「ayashii romaji okashii futari(やさしい ろーまじ たのしい ふたり)」は独自路線。いい。
読了日:03月11日 著者:高田 崇史,高田 大介,歌野 晶午,宮西 真冬,風森 章羽,丸木 文華,米澤 穂信,須藤 古都離,篠原 美季,島田 荘司,神林 長平,潮谷 験,古泉 迦十,多崎 礼,市塔 承,黒澤 いづみ,我孫子 武丸,秋吉 理香子,河村 拓哉
きのう何食べた?(25) (モーニング KC)の感想
筧の母が亡くなり、自身も還暦を迎えたところでの、婚姻届と養子縁組届。何かがあったときに家族とはみなされない2人の切実さを感じた。お料理は今回も美味しそうなものがいっぱい。鮎のフライと炊き込みごはんに興味がある。マスタードと白ワインで作ったソースを添えたローストポークが美味しそうで作ってみたい。
読了日:03月14日 著者:よしなが ふみ
本は誰かを連れてくるの感想
読書エッセイ。読了本も未読本でも紹介されているもので読みたくなる本多数。対談も収録されていて、向田邦子をテーマにした酒井順子との対談と、有吉佐和子をテーマにした原田ひ香との対談が良かった。
読了日:03月15日 著者:平松 洋子
ワカコ酒 (26) (ゼノンコミックス)の感想
今回も美味しそうなものがいっぱい!レアアジフライ、魚の串焼き、里芋あんかけ食べたい!最後の父とピザを食べながら飲む話でちょっとしんみり。でも、まだまだ父もお元気そう。ワカコの食い意地は父譲りだったことが判明。
読了日:03月15日 著者:新久千映
暗闇法廷の感想
障害者施設で暗闇の中起こった殺人事件。容疑者は全盲の女性。証言をする施設利用者も障害があるなかでの謎解き。途中までいろいろ考えていく要素があったなか、最後はそこか!という感じ。最近読んでいた下村作品とまたちょっと雰囲気が違って楽しめた。
読了日:03月17日 著者:下村敦史
北陸本 (LMAGA MOOK)の感想
北陸に行きたいー!という気持ちになる。有名な観光地から少し小さめな町まで紹介されているのがいい。大阪のKITTE内北陸アンテナショップの紹介もあり、こちらも行ってみたい。
読了日:03月18日 著者:
カフェーの帰り道の感想
第174回直木賞受賞作。大正から昭和の時代にかけての「カフェー西行」を舞台とした物語。市井の人たち、特に労働している女性の様子がみえて楽しかった。
読了日:03月18日 著者:嶋津 輝
タクジョ! あしたのみちの感想
タクジョ第2弾。今回は夏子だけではなく、タクシー会社に勤務する人たち、お客さんの物語が多かった。さらりと読めるが楽しめる1冊。
読了日:03月19日 著者:小野寺 史宜
50歳からの気ままにゆらゆらひとり旅 (単行本)の感想
体力低下が気になる著者が自分のペースで行きたいところに出かけた旅コミックエッセイ。名古屋からの日帰り、1泊2日の旅のモデルコースにもできそう。鹿児島の砂蒸し風呂、飛騨のオリジナル七味作り(「ひだの森めぐみ」)に惹かれた。
読了日:03月20日 著者:フカザワナオコ
夜明けのハントレスの感想
学生だったマチが彼氏の雑誌でみかけたことをきっかけに狩猟に興味をもち、実際にハンターとなって鹿や熊を追うことに。自然界の厳しさと対峙するのは自分とも対峙することだと感じさせられる。また、マチが若い女性で実家が太いということから、狩猟をやっていることについて良くは思われないところのもどかしさも。女性ハンターの大先輩・アヤばあの存在が大きい。読み応えのある一冊。おすすめ。
読了日:03月20日 著者:河﨑 秋子
愛しの京都〈純喫茶〉の感想
京都の純喫茶の紹介本。名前は知っていても行ったことのないお店がたくさん。「喫茶ソワレ」のゼリーポンチを飲んでみたいと以前から思ってはいるのだが、なかなか行く機会がなく。「COFFEEポケット」のミックスサンドとコーヒーも美味しそう。
読了日:03月20日 著者:甲斐みのり
十字架屋の日常 (中公文庫 い 115-4)の感想
著者のデビュー作含む短編・中編集。6編収録。ワードプロセッサー、ビデオ・デッキ等が作品中に登場し、電話は携帯ではなく固定。1989〜1993年の作品であり、時代を感じる。作品としてはあまりハマらず(最近の作品の方が圧倒的に不穏度が高くて好み)。強いて好きな作品をあげるなら、「グラジオラスの耳」。
読了日:03月20日 著者:井上 荒野
うた子と獅子男の感想
居酒屋で働く獅子男から行動するにあたっての判断「合法か非合法か」を教えられた高校生のうた子。追いかける・追いかけられるという関係や身体を動かすことにうた子は生きる意味やわくわくを感じているのかなと思った。途中、時間の流れがよくわからなくなるところもあったけど面白かった。
読了日:03月21日 著者:古谷田 奈月
満月珈琲店の星詠み ~星遣いたちの夜~ (文春文庫 も 29-27)の感想
シリーズ第7弾。今回はツアーのプランナーである森下和歌子を中心とした人たちの連作短編集。占星術の部分ではドラゴンヘッド・ドラゴンテイル、対極星座をキーとしていた。何作か飛ばしていると思うけれど、通しで読まなくても大丈夫なシリーズ作品。
読了日:03月22日 著者:望月 麻衣
満月が欠けている ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと― (叢書クロニック)の感想
初めて手にした「叢書クロニック」。著者の語りを倒して、クロニック(慢性疾患)を中心とした病の意味と健康の多様性をとらえ直すことを目的に創刊されたそう。今作の慢性疾患は著者が診断を受けてから20年ほど経過した緑内障について。こちらについて情報を求めたい方は、著者の主治医である後藤克博Dr.との対談が参考になりそう。私には精神科医である春日武彦Dr.との対談が興味深く。精神科は病気を治すという考えではなく、患者の考える幸福の着地点を一緒にみつける方が重要と。健康すなわちハッピーとはいえない。
読了日:03月23日 著者:穂村弘
叫びの感想
第174回芥川賞受賞作。早野の先生から学ぶ銅鐸づくり、聖の生まれるとこ、しおりとの関係、と途中まで面白く読んでいたが、最後の部分だけしっくりこず。こういう作品だといえばそうなのかもしれないが。
読了日:03月24日 著者:畠山丑雄
岩手の大盛弁当屋-こげ店長ともちもちちまき (単行本)の感想
大盛弁当屋を舞台とした連作短編集。美味しい食事は身体にも心にも大切な栄養になる。登場するお弁当がどれも美味しそう。(タジン鍋が登場。すっかり存在を忘れていた。一時はかなり流行ったのに)
読了日:03月26日 著者:髙森 美由紀
どんな いえ? (15) (怪談えほん 15)の感想
自分の家に帰ろうと思ってもその家がわからない怖さ。絵も重くてしんどい感じ。
読了日:03月28日 著者:藤野 可織
緑十字のエースの感想
大手デベロッパーを退職し、家族にそのことを伏せたまま中堅ゼネコンの契約社員に転職した浜地。そこでは建設工事現場の安全管理を任される。教育係の松本は真面目に業務を遂行するが現場の人たちから嫌がられている。その真面目さには安全に現場の作業を進める以外の目的があるというもの。著者の現場仕事の物語は面白いなと思うし、今回も興味深く読んだ。浜地が家族に転職を伏せて、スーツで家を出て途中で安全服に着替える。「いままで深く意識することはなかったが、世にはあらゆるサービスがあり、(略)それらを駆使すれば仮面生活など→
読了日:03月29日 著者:石田夏穂
5秒日記の感想
日記エッセイ。しばらく前から気になっていた作品。面白かった。「以前より、過去の自分に他者を感じる。反省せず、自分を恨んでばかりだ」、「“だいたい分かった"という言葉があるが、まさにこれだ(※食品を見ると、高解像度で味を口の中に組み上げることができる)」と、年齢を重ねることである種の図太さや驚きが減ることが書かれていて、わかるなぁと思う一方、著者のお子さんふたり(中高生)の瑞々しい感性がまぶしい。性格や著者との関係性もあると思うが、素直に驚くことが若さでもあるのだな。
読了日:03月29日 著者:古賀 及子
酸いも、甘いも。あの人がいた食卓 1977-2025の感想
祖父が建設会社の創業者。著者はその三代目を期待されながら家業を継がず、旅館やカフェの経営を経て、お弁当ケータリング業を行っている。家族関係では、高齢姉妹の養子になり、現在は男性パートナーと犬が家族に。人にとって良い形の家族のあり方はいろいろ。レシピでは豚の昆布巻きが珍しいもので驚き。
読了日:03月30日 著者:麻生要一郎
時の家の感想
第174回芥川賞、第47回野間文芸新人賞受賞作。建物とそこに住んでいた人の生活や移り変わりを描いた作品。建物も人生のようになぞらえているのが面白い。同時受賞の芥川賞『叫び』は最初からテンション高めの面白い印象。こちらは時間をかけて味わう印象の作品。違う雰囲気を楽しめてよかった。
読了日:03月31日 著者:鳥山 まこと
読書メーター


































































































