君がいない寂しさで君のかけがえなさを知りました。
手に収まる画面を操作すれば世界中とでもつながれて、楽しさを共有できる今の世界で。楽しいは幾らでも見つけられるこの世界で。
君がいないそれが寂しい。
間もなく事務所アーティストが、キラキラ星がたくさん集まったような合同ライブが控えていますね。
ただ一人ユノ、君がいなかったあの寂しさ、「でもユノがいないんです」と一言にしてしまえる想いの勁(つよ)さを、わたくしは他ならぬ先年の君のステージへの欠席で知りました。恐れを知らずに言ってしまえば、キラキラ星すべてと引き換えにしても君がいる6秒。そんな滑稽なくらいの感情を持っている。
同じ感情を持っている親友ファンの方、いらっしゃいますね。いる。確信を持っている。
ユノの進む道は花の道ばかりではないかもしれなません。ユノと歩む道は花の小径ばかりではないかもしれません。
でもどうしても君なんだな。
一緒にいるワクワクの実やアーティスト活動におけるステージの花、推して手に入れるものは一般的にはそういうもので、別にそれでいいのです。苦い味はいらない、エンターテイメントなのだから。
でも君がいない寂しさを執るんだな。
ユノがすごくすごーく大好き、となんの照れもなくマイクに向かって話しかけてくれる親友ファンだから。
友だから。
そんなことを考えているファンになって10年目くらいの寒い三日月の夜。