ギフト5 | bluestrawberry212

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こちらはC→Y絶対固定です。
ふたりで恥ずかしいことしています。
秘密を守れる方、お待ちしております。

ユノの白い手を天からのギフトのようなその指をとって訴える。

あなたが遠くにいってしまうような、姿が見えなくなるような焦りをわかってください。

僕のものになって欲しいとか多分そういうのじゃない、僕の兄だけでいてください、誰のものにもならないでください。

何回も何回も頭のなかで繰り返したはずなのに、衆目のなかでは気の効いた表現が出てこない。僕たちが何年かぶりにゲスト出演した、20周年で互いへの気持ちを話すという絶好の企画なのに。

どう言えばいい?

僕は正直にユノが歩いていき距離が離れていくことがツラい!とさらけ出すことができずに負担だ、裏切らないで、等、どうとでも取れるような表現をし続けるしかできなかった。感情のぶつけかたが僕には分からなかった。

ユノは変わらず熱心で、泥臭く努力して、世の中はそういう人を改めて見直す流れになっていく。

僕はますます焦る・・・ような。

「チャンミナー、これどう?」

ユノが差し出したスマートフォンに画面には白いかぶりものをしたユノの写真。マリアベールみたいだ。

「フード?にひっかかってる十字架モチーフいいですね。綺麗な感じで」

ありがと、と素直に言ったあとえーでもそうかな、と照れている。ふふ、と思わず笑ってしまう。ユノはなんというか、毒気を抜く。

「チャンミン。あと少しでコンサートだな」

「はい」

「すごい鍛えたもんな、お前。がんばろうな」

ユノといる。それは東方神起としているということで、毎日が色をましていく。


時にしんどく時に天にもあがるような、こんな本音。毎日が面白い。