3月末で学校司書を辞めました。

4年ほど中学校(週5)1年ほど中学校二つ(週3と週2)
今年は小学校1つ、中学校1つの兼務(週4と週1)合計6年。

年明けの面接では、兼務だと二つの学校に空白日ができる。
互いの学校にいない日ができてしまう。
小学校の場合は1日いないことでいろいろ齟齬がでてくる。
中学校のほうは4日いないから先生や図書委員さんとの
コミュニケーションの問題がいろいろでてきたし。
(週5で行ってた中学校のときには先生と会話がないなんて、
なかったことだから)
中学校も1日しかいない人っていう扱いしかされない。
先生たちも話してくれないしね。なんかよそものあつかい。
なんか気持ち切れちゃった。

週5で中学校に勤務していたころ。
私自身が国語が好きなので、古典や現代文、漢詩の単元の話を
国語科の先生とよくしていた。
勤務していた間に8人ほど国語科の先生と交流があったが、
本当にたのしかった💛
日本史も好きだから社会の先生とも日本史単元について話し
たこともありました。
「授業でどこ習うんですかぁ?」とか言いながら。

小学校のほうがいろいろとあり、気持ちも切れかかったし、
体調崩して寝込んだこともあるので「辞める」ことにした。

一番最初に勤めた学校の司書教諭の先生の言葉。
「図書室の本は、なくなることがふつうのことだから」
なくなることがふつう?え?何言ってるの?って。
でも私は、督促を繰り返しやって未返却0にする努力したから
先生も「見つかるまで探せ!未返却はだめ」って言い始めたが。
小6児童も中3生徒も卒業式までに未返却は回収!は毎年。

本はみなのもの。大切に丁寧に扱うという私の考えとは違った。
小学校で破損された本の山を見せられてしまうと、ため息ばかり。
毎日のように壊れた本の修理ばかりしていたと思う。
どういう扱いをすると、こういう壊れ方をするのか?の疑問が。
私の前に勤務の人が、セロテープで補修してあってオレンジ色に
変色していた本も何冊か見つけ、直したこともある。
なんと、木工用ボンドで修理してた本まであったわ。

勝手に本を持ち出されて(貸出処理していない)
私が必死になって探しても見つからないから、なんでだろうと思って
いたら、先生が「借りてましたーテヘペロ」なんて普通。
業務終了でパソコン閉じても、放課後にパソコン立ち上げて
借りた先生がそのままの状態で放置。
次の日の朝、パソコン見たら貸出画面のままとか。
私が兼務でいない日に、図書室使ったんだろうと思うが、
4分類の図鑑が5分類や7分類あたりにほうりこまれていたり、
雨でびしょ濡れの図鑑が本棚に戻された(この本は今季廃棄にしたけど)
毎日、それらのチェックから始まる。

児童が使用した後の図書室は「まるで戦のあと」あちこちに本が飛び
ひとつづつ元の場所に。
図書委員さんも手伝ってくれたけど、ほぼ私。
いつも元の場所に戻しているのは私なのだが、彼らにはそんなこと
思いも至るまいが・・。

学校そのものも、学校司書という職種の扱いがねぇ・・。
資格持ってるひとって言われて派遣されてるのだが。
「特に資格や知識もなくて、誰でもできる仕事だけする。
任されても責任を取りたくないし、意欲もない」人たちと
一緒に働く。
この方たちには駐車場も優先だし、タイムカードもあり。
去年の冬、私はワックスがけ先生方みんなとやったんだけど、
この方たちはやらなくていい扱い。
こちらがワックスかけてる真っ最中に、堂々と横切って。
「ここ通っていいですかー」だもの・・

特別支援員さんにも「ピッピ(スキャナーのこと)するだけでいいから
仕事楽でいいね」「児童がこないときって何してるの?仕事あるの?」
とか「司書資格って簡単に取れるんですよね?」
もうねぇ・・とほほ(´Д⊂ヽ
簡単・・(とも言い切れない)が、彼女たちには簡単に取ったと
思えてしまうのだろうか。
ピッピするだけが、司書の仕事ではないのだが・・。

校長先生も教育委員会も読書量増やせ!
学力テストの結果が芳しくないたびに、本読まないからだ!!!と
仰いますが・・。
「本を読めー!」って言うよりまず現場見にきてくれませんか?
学校司書だけがんばらせてもどうにもなりませぬ!

1年生でも2年生でも本を読みにくる子は物語もしっかり読みます、
借りますよ。そうじゃない子のほうが多いぞ。
3年生でも図鑑ばかりの子も絵本ばかりの子もいるから。
癇癪起こす子や暴れる子のクールダウンの場所になってる。
図書室の存在・・変わってきたのかな。

もうね、資格のところには「司書資格」って書かないことにした。
封印する。学校はもういい。疲れたんだもん。

追記
私の姪も、小学校から養護教諭に憧れてて大学行って資格取ったの
に実習で何があったのか。。
「養護教諭という職種に憧れたけど、学校がイヤだ」と言って
普通に就職してしまいました。