神様の女房



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第2回

【あらすじ】

幸之助(筒井道隆)は、勤めていた会社を辞めて独立。妻・むめの(常盤貴子)と二人三脚で松下製作所を始めるが、うまくいかない。むめのは、「成功とは、成功するまでやめないこと」という夫に黙って質屋に通い、得意の針仕事の内職で家計を助ける。幸之助は、製品のソケット改良のため、練り物開発に挑むが、壁は厚い。そんな折、扇風機の部品の大量注文が。幸之助は見事な技術を発揮し、一気に会社の経営は軌道に乗ってゆく。

大正六年(1917年)夏・・。むめのの弟・歳男が尋ねてきました。
久しぶりの再会に喜び合う姉弟。むめの・幸之助は歳男に「練り物の名人」
林を紹介しました。

幸之助「林はんはなぁ、練り物の名人や」
「歳男練り物?」
幸之助「これや、ソケットの胴体や。樹脂やコールタールやカーボンをまぜこぜ
    にして練り上げるんや。。細工がしやすいし電気を絶対通さへん」
歳男「うんうん!」
むめの「よぅ教えて貰いや!林はんはあんたの親方や。ぼやぼやしよったら
   どやされんで!」
林「へへへへへ」
歳男「よろしくお願いします!」

林は、「炊事場は足踏み機を置く場所がない」「天井も低い」仕方ないから
「四畳半の部屋の畳を全部外して工場にするしかない」と提案。
幸之助は渋るので林は「人生かけてるんだろ?清水の舞台から飛び降りるのと
違うのか?」と問います。
するとむめのが「清水の舞台から飛び降りましょう!大家さんに相談します」
と、決めてしまいました・・。

そして林は「練り物製造の工程」を幸之助・むめの・歳男に見せています。
ようやく「ソケットの第一号」が出来上がりました。
幸之助はできあがった「ソケット」を手にあちこち回るのですが・・・。
「取引先は決まっている、飛び入りは困る」と断られます・・。
どこを回ってもどうにもなりません・・。
そんな中、幸之助に「林の給料日」と言われたむめのは質屋へ直行・・。
着物を数枚、質に出すのですが「1円80銭」との返事。
むめのが「こないだは3円でしたが?」と問うと「ものが違いまんがな」。
困ったむめのは「べっ甲の簪」を取り出し、質に・・。
(林に「今月の分」と言って渡しました)

ある日、むめの母がやってきました。利夫が心配できたのだという。
家を見回し、むめのや歳男が「どこで寝てるの?」と問う母・こまつ。
玄関先などで寝ていると知り、唖然とするばかり。
むめのが「出かけてくる」と中座しました。不審に思った母はむめの
のたんすの中をあちこち覗くと・・着物も何もない・・。

むめのが向った先は大家の家。家賃の支払いを延ばしてくれと頼みに
行っていたようです。

大家「けったいな話やな。あんたんとこの支払日は月末ですやろ?」
むめの「はい・・」
大家「今日はまだ、二十六日でっせ!」
むめの「早いほうがえぇ思いまして・・」
大家「普通は期日が過ぎてから言い訳をするもんや。催促しても
  払わんものは払わん。黙っていつの間にか夜逃げするもんもいてる」

むめの「えらいすんまへん。失礼やったでしょ」
大家「いやいや・・。あんたんとこはまだ若いのに夫婦揃って礼儀正し
   くて、しっかりしとるわぁ。将来が楽しみや」
むめの「・・・」
大家「よっしゃ、家賃はいつでもいいよ!お金がでけたときに払ぅたら
   よろし!」
 (「出世払い」ってやつですね?)
むめの「おおきに!ありがとうございます」

(「払えない」って前もって言わないもんね^^;むめのの気持ちが
 大家さんに伝わったのかもしれませんね!)

むめのが自宅に戻ると母は帰った後。歳男から「ねぇちゃんのたんすを
のぞいたりしてた」と聞いて慌ててたんすを見るも何もなし。
ふと足元を見ると封筒が・・。現金を置いていってくれたみたい(ノ_-。)

嵐の夜、駆け込んで帰宅した幸之助が嬉しそうです。
幸之助「えらいこっちゃ・・」
むめの「ほんまになぁ・・」
幸之助「えらいこっちゃ!」
むめの「は?」
幸之助「川北電気からなぁ、注文があった。大量注文や!」
むめの「ソケットやないのん?」
幸之助「違う・・扇風機の外盤や」
むめの「外盤?」
幸之助「これや・・扇風機の下の台や」
むめの「へぇぇ」
幸之助「瀬戸物やから重いし、落としたら割れてまう。これを練りもんで
    作ってみんか?というこういう相談や」
むめの「うちとこでできますやるか?」
幸之助「できるかできんかやない、やるしかあらへん」
歳男「型枠を変えるだけや」
むめの「??」
幸之助「びっくりすなよ!川北電気の注文はなぁ夏までに1000台じゃ!」
むめの「1000台?」
歳男「うわぁぁ」
幸之助「わしは背筋伸ばして言うたった。「任してください!」」
むめの「きゃぁぁぁo(^▽^)o」
歳男「ばんざぁぁい!ヽ(゚◇゚ )ノ」
むめの「ばんざぁぁい!ヽ(゚◇゚ )ノ」
三人「ばんざぁぁい!ヽ(゚◇゚ )ノ」

なんかすごいねぇ・・前半の暗い感じが一気に明るくなったよ!

大正七年(1918年)二月にシーンは飛びます! 淡路島。

むめのの父・清太郎が床についています・・幸之助・むめの・歳男の心配
をよそに「まだ殺すな!」と元気(な・・ふりかな?)

清太郎「むめの・・いいか。哀しまんかてえぇね。あぁ?人間の死に方は
 四通りしかないのや・・ん?えぇか?病死、事故死、他殺・・自殺。
 な?この四つだけや。中でもまっとうな死に方は病死だな。な?
 わしみたいな船乗りはこうしてたたみの上で死ねたらこれ・:・
 めでたいのや・・な?そやから、わしが病死したら太鼓をたたいて
 わらいなぁ・・」

むめの「物は言いようやね」
清太郎「人の命はなぁ、自分だけのもんやない・・自分だけの・・」
(そのまま言葉が一度切れたが・・意識が飛んだだけかな?)

清太郎「どや・・あの婿はんでよかったか?」
むめの「はい・・」
清太郎「あぁ・・わしもだ。だんだんそないに思えてきた」
幸之助「・・・」
清太郎「苦労はなぁ、すればするほど人生、味わい深ぅなるもんや。
    高望みすなや?地味な分だけ幸せは長続きする・・」

むめの「はい・・」
清太郎「歳男・・」
歳男「はい・・」
清太郎「おかぁちゃんに孝行せぃよ・・」
歳男「はい・・」


そして清太郎は幸之助を呼んで・・(お待たせしましただって・・^^;)

清太郎「むめのにえぇ暮らしをさせろとは言わん。無理せんかてえぇ。
  その代わり、愛想尽かしだけはしてくれんなや。頼むで!」
幸之助「はい・・」
清太郎「おい・・肺病病み・・」
幸之助「はい・・」
清太郎「青なりびょうたん」
幸之助「はい・・」
清太郎「若死に・・すなや!」
幸之助「はい・・」

清太郎はむめのに「おとうちゃん」って呼んで欲しいと頼みました。
むめのに「おとうちゃん」と呼ばれ、嬉しそうに・・。逝きました。

幸之助は自宅に「松下電気器具製作所」の看板を掲げました。
従業員も増えて、会社らしくなっていましたね~。
むめのの弟・歳男もたくましくなっていました。
むめのは会社で働く子供たちを「寮住まい」にさせて食事などの面倒
を見ることを提案・・。
みんなの「母代わり」になると皆に宣言。(むめのが子らに行儀作法
も教えてるシーンもありました)

アタッチメントの生産が軌道にのり、今度は「二股ソケット」に着手!

幸之助「奥はん・・」
むめの「はい」
幸之助「わては漸く成功の秘訣がわかった」
むめの「成功の秘訣?」
幸之助「それはなぁ。成功するまでやめん事や。続ける事や」
むめの「うん!」

(ドラマの中盤でむめのの弟・歳男を関東に派遣・・ってありましたが
むめのさんの弟って三洋電機の創始者なんでしたっけ?
それは来週放送で出てくるのかな・・)

幸之助とむめのの間に女の子が誕生。(今回、何年分描いてるんだろう。
次々シーンが飛んで駆け足気味なんで忙しない・・)
その赤子は「幸子」と名づけられました。

幸之助は「砲弾型自転車ランプ」を作ったものの電気店に評判が悪い・・
ということで自転車屋さんにおいてもらったら?というむめのの助言
を受けました。
幸之助が昔、働いていた「五代自転車店」を訪ねると、「世話になっ
た奥はん」が亡くなっていたことを知ったのでした。


来週は戦争前後の話かな。二人の服装も洋装になっていたし、むめの
さんも洋髪になっていましたので・・。
常盤ちゃん、洋髪も似合うんですよね~。