さて、Metamorphic Techniqueの後半の議論について続けます。

 

次の議題は、Void(空=くう)についてどう考えるか、でした。

 

 

Metamorphic Techniqueの観点から言うと、

 

空=変容となるそうです。

 

 

空は、何もないこと、を意味しますが、「変容」が起きている間も

 

表面的には何も起きていないように見えるそうです。

 

 

たとえば、

 

Metamorphic Techniqueで変容の象徴として出てくる自然界の話。

 

 

*幼虫→さなぎ→蝶のサイクル

 

さなぎの間に何が起きているのかというと、

 

幼虫の体は分解され、形を変えていきます。

 

 

*どんぐり→樫の木のサイクル

 

どんぐりが地面に落ちて、芽が出るまでの間は、

 

やはり、地中でどんぐりは分解され、中身が変化していきます。

 

 

どちらも、変容の間は表面的には何も起きていないように見えますが、

 

その時、内部では静かに破壊と創造が起きているのです。

 

 

そして、蝶が羽ばたき、樫の木の芽が出る時、現実世界で変容が

 

目に見える形で現れます。

 

 

命あるものはみな内部に変容の種を持っています。

 

それぞれ必要な時間は異なりますが、あるタイミングで、自分の力で

 

変容を遂げていきます。

 

 

人が表面的に苦労をしている間、試練を迎えている間は、

 

人生の次のステップに向かうための変容が起きているのではないか、

 

という話になりました。

 

 

大変な状況が起きている。

 

目に見える成果は出ていない。

 

前より悪くなっているようにさえ見える。

 

 

でも内部では何かが静かに変わっていっている。

 

変容するために必要な時間だから、人には、それを乗り越える力がある。

 

 

このような状況のとき、それを手助けする様々なセラピーがありますが、

 

Metamorphic Techniqueでは、この時、

 

detachment=介入しない、距離を置いて見る、と

 

いう態度を取ります。

 

 

つまり、アドバイスしたり、方向付けをしたり、強く励ましたり、ということを

 

しません。相手の状況も何も聞きません。

 

また、特定の症状を緩和するためにプログラムを組む、ということをせず、

 

どんな時も同じセッションを行います。

 

 

この考え方をどう解釈すればよいか?

 

 

ここで出てきた考え方が

 

objective loveという表現でした。

 

 

objectiveとは客観的、という意味で、

 

それに対するsubjectiveは主観的、つまり、わたしとあなた、

 

セラピストとクライアント、という関係になりますが、

 

objective はそれを超えたもの、客観的な愛だとちょっとわかりにくいので、

 

宇宙意識、人類愛とでも訳せるでしょうか。

 

 

相手に何かをするのではなく、相手の変容する力を信頼して、

 

ただ相手と共にある態度を意味しています。

 

 

共にあることで、事実をただ見つめることで、

 

意識が拡大し、エネルギーが拡大し、

 

自然界の一員である私たちも変容を遂げていく。

 

 

変容を遂げている相手に特別に何かをしてさしあげる必要はなく、

 

ただそこにいればいい。

 

 

セラピストとしてこのあり方は、何かを変えようとしない、ただあるがまま

 

受容する、というマインドフルネスにつながる重要なあり方だと思っています。

 

 

セラピーのみならず、相手を信頼する、ということは一方的に助けることでは

 

ないのですね。難しいあり方ですが、ひとは信頼されたとき、

 

ひとりでに変容していくのかもしれません。

 

 

 

 

柿の種から成長して2年目。

柿を食べた後の種を土に蒔き、水をあげただけでこれだけ成長しました。

 

 

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