「これは、レモンのにおいですか?」
「いいえ、夏みかんですよ。」
春から初夏にかけてのこの時期になると、ふと思い出すお話。
小学生の頃、国語の授業で学んだ あまんきみこさんの『白いぼうし』。
このお話が大好きで、当時読書習慣がなかった私でも『白いぼうし』が掲載されている『車のいろは空のいろ』シリーズの本を図書館で借りて読んでいました。
あれから40年近く経っても『車のいろは空のいろ』が大好きで、これまでも何度も何度も図書館で借りて読んでおります。
なので、ここへきて、「こんなに何度も読みたくなるのなら手元に置いておいた方がいいのでは?」と思い、少し調べてみると2022年に『新装版 車のいろは空のいろ ゆめでもいい』が出たそうです。
凄いですよね!
2022年に新刊が出てるんですよ!!
22年ぶりの新刊だとか。
2000年に3冊目が出たのも凄いですが、令和に『車のいろは空のいろ』シリーズの新刊が出るなんて。
一作目が刊行されたのが1968年。
そして、新刊が2022年の11月に発売って、なんだか感動しました。
子供の頃から大好きだったお話の新作が1年半ほど前に発売されてたとは…。
多分、これからもふと思い出しては「読みたいな〜」と思うんだろうな〜と思うと、やはり購入を検討しようと思っております。
ただ、2022年に出た新装版だと絵が黒井健さんなんですよ。
子供の頃から親しんだ『車のいろは空のいろ』の絵は北田卓史さん。
どうせなら慣れ親しんだ松井さん(北田さんの絵)を見たい。
でも、新作の『ゆめでもいい』は新しい松井さん(黒井さんの絵)。
※松井さんとは『車のいろは空のいろ』シリーズの主人公・松井五郎のこと。
2022年に発売された新装版4冊セット(絵は全て黒井健さん)を買うか、それ以前に発売された北田卓史さんの絵の3冊を買って新作だけ黒井健さんを買うか。
表紙と挿絵とはいえ、やっぱり子供の頃から松井さんといえば北田卓史さんの絵なのよね〜。
もちろん黒井健さんの絵が嫌なわけじゃなく、寧ろ、ほんわかした優しいタッチと色使いがとても好きなんですよ。
それに北田卓史さんバージョンは今でも売ってるのか分からないしな〜。
古本ならあるだろうけど、新品であるのかな?
そういう諸々もあるので、本当に悩ましくて…。
まぁどちらにしろ購入するつもりなので、そのへんはもう少し調べて検討してみようと思います。
あ、『車のいろは空のいろ』ではないですが、教科書繋がりで。
ちょうど5月5日のこどもの日にちょっとお買い物に行ったのですが、その時に晴れ渡った空に雲が浮かんでて、ふと『くじらぐも』を思い出しました。
多分小学校1年くらいだったと思うのですが、教科書に載っていた『くじらぐも』。
「天までとどけ、一、二、三!」
これも好きだったな。
なんだかまた読んでみたくなりました。
最近はこんなことをふと思い出しては懐かしんでおります。
まぁ私も年をとったのでしょうね(笑)