DIRTY WORK
ローリングストーンズのアルバムで好きなアルバムは何?なんて質問ほど曖昧な答えが集まるものはない。
一週間前はメインストリートだったけど昨日はスティッキーフィンガーズ、一昨日はブラック&ブルーかも知れない。
でも今日はダーティワーク。
ハドウィズユーがまたしても最高だって言いたくなった。
ストーンズのこの手のロックンロールスタイルは80年代この曲しか思い浮かばない。それくらいロールしているのがこの曲。
ストーンズしかできない楽曲と言われているのもこの曲である。
なんの変哲もないロックンロール。
ただこのノリを出すのはこの人達しか知らない。
絶妙のズレ感。
それなのにこんなに気持ちよく聴こえてしまう真似できない天然さが限りなく美しい。
チャーリーワッツはこの時ドラッグにハマっていたのは有名だし、ミックとキースの関係が最悪だった時期の最悪の環境で作られたアルバムだが。
そういう時になぜかこういう優秀な曲を残している。
ストーンズの魅力は絶妙のズレ感。
一般的に言う完成形がこのバンドは無い。
とんでもない天然なバンドなのだ。
そんなバンドの精神的支柱が亡くなった。
本当に残念だ。