CUTなデザイン | NO MUSIC, NO WORK

CUTなデザイン

 

もうこのレコードジャケットが衝撃というのは飽きた(笑)

79年だとまだ10歳だし、まだその時はダブのダの字も知らないし。
衝撃って騒ぐのはもういいけど、歴史に残るジャケだというのは間違いない。

でもこのジャケってそんなに徹底的にアート感があるわけではない。
裸で腰巻きだけの女性が身体中泥を塗って立っている。
原始の音楽をイメージするようだけど、バックにはしっかり建物の壁が写っているし。いかにも民家な薔薇の花とか(笑)結構原始のイメージとは遠い設定。

それに引き替えバックのジャケは、まるで動物のように草むらに隠れていて。
写真以外が赤いベタだし、デザインとしてはバックの方が優秀とか思う。

うんうん。よく見れば特色のパープルもなんでこの色?って思ってしまう。

でもそういう未完成チックなところも全部、メンバーの仁王立ちの存在感で帳消しにしてしまっているのだ。

ここは凄い。

だってこのジャケの建物の壁の薔薇をつっこんだの僕くらいだし。
素晴らしいに踊らさせるのは良い事ではないと思ってる。

でもトータルで素晴らしいアルバムになってしまっている。
それくらいアーティストの存在感、エネルギーが充満しているジャケであるということ。
ここは間違いない。

ぶっとびすぎて話が合うのはポップグループしかいなかった。
エネルギーと感覚がぶっとびすぎて音の内容にまで追いついてない稀な例(笑)