R.I.P
Walter Lureが亡くなった。
去年の暮れの来日した時に、公演にいった友人にトートにサインをもらったんだった。
それがここに来て遺品になるとは思わなかった。
やっぱり引き合いに出されるのは「LAMF」なんだけど。
僕もこのアルバムはみんなと同じように死ぬほど聴いた。
でも正直パンクロックだとは思わなかった。
ダムドとかクラッシュとかジャムよりもなんとなく60年代のビートバンドに影響を受けたものとして聴いていた。
あのアルバムは捨て曲は一曲も無いし、ソングライティングが何よりも素晴らしい。
パンクの危なっかしさを楽しむよりも、単純に良い曲として楽しんでいた方が強い。
ジョニーサンダースとジェリーノーランの影に隠れた感があったけど。
僕はこの人が居なければこのアルバムは無かったと思う。
なんせあのドールズのドラッグのツートップと一緒にバンドをやってレコードを出すなんて、
それだけでもすごい事なんだよ。
謹んでご冥福をお祈りします。