BROKEN ENGLISH | NO MUSIC, NO WORK

BROKEN ENGLISH

 
 
マリアンヌ・フェイスフルの誕生日。
 
マリアンヌは現在73歳。
荒れた60年代に過ごした方々が次々と亡くなられていく中で、今でも元気なのは嬉しい。
 
この人は17歳でジョン・ダンバーと結婚、その後離婚してミックジャガーの恋人となる。
これはストーンズファン、ロックファンでは超有名な話。
 
また67年にミックやキースのドラッグパーティに警察が踏み込んだ際、現場にいた裸の女性というのがマリアンヌとされている。冒頭で言った「荒れた60年代」っていうのはこの通称レッドランズ事件が代表される事なんだと思う。
 
60年代のストーンズ界隈で犠牲者となったのはブライアンとこのマリアンヌって言われているけど。
このマリアンヌって人はただのドラッグに溺れてミックに捨てられた女性ではない。
 
普通ならここで息絶えるか廃人になるかが大体のパターンなのだが。
なんと79年の【BROKEN ENGLISH】で復活。
 
このタイトル曲は彼女なりのソウルミュージック。めちゃくちゃカッコいい。
 
ストーンズが世界的に有名なロックバンドになってしまっているから。
どうしてもミックの元恋人で人生台無しになった人って思われがちだけど。
僕はこの【BROKEN ENGLISH】が同時期に出たストーンズの【エモーショナルレスキュー】を軽く超えてしまっている(笑)なんて思っている。
それくらいなんか心にクル音楽だ。
 
ミックジャガーがかなりめんどくさい男だっていうのは有名。
中流階級のチンピラで(笑)昨日飲んであんなに仲良かったのに、次の日会うとメチャクチャ他人な顔してる。そういうヤツいるよね?(笑)
ミックの60年代なんてそれの最たる物だったと思う。

そんなミックに付き合うのは困難(笑)逆に付き合わない方がいいのだ(笑)
 
別れてかなりの男性不信になったようだが、この人は強い。
 
だってスティッキーフィンガーズの「シスターモルフィン」ってマリアンヌを題材にしたドラッグソングなのに、この人はそれカヴァーしてるからね(笑)
 
自分の事を歌った歌を自分で歌うなんて聞いたことがないパターンだ。

 
 
トップに載せたのは僕の好きな写真なのだが。
 
当時交際していたミックとマリアンヌ、マリアンヌの横にアランドロンが座ってる。
マリアンヌとアランドロンがイチャイチャしている横で黙るミック(笑)
しかもミックにはさらに落ち度があって靴下を左右間違えて履いている(笑)
 
そんなダサいミックよりもアランドロンなのだ。
 
マリアンヌは正直なのだ(笑)