黒船 | NO MUSIC, NO WORK

黒船

 
Twitterでサディスティックミカバンドの映像を見た。
海外のテレビ番組に出演した時のものだから74年~75年くらいの映像だと思う。
あ、75年って書いてあるね。
 
僕はこのバンドの音源を持っていない。
知名度のあるバンドだとは知っているが、「タイムマシンにお願い」を知っているくらいのレベルなので、ほぼ知らないと言っていいバンドだ。
 
でもこの動画エグくないっすか笑
このバンドに詳しい人は何を今更なのかも知れんが、ちょっとこの演奏は素晴らしい。
 
そしてやっぱり加藤ミカだわ。
 
演奏の途中でカメラ持って入ってきてメンバーの写真を撮るとかシュール。
でもギターの加藤和彦の写真は撮らない。ここはしょうがない。
 
75年くらいの日本って、80年代がリアルタイムの自分としてはかなり古く感じる。
やっぱりパンク前の70年代ってどうも古いイメージが優先しておるのだね。
そういうのがこのバンドを聴かなかった理由でもあるのだね。
 
でもその考えが間違いであると気付いてしまった。
 
全然今見ても古くないしカッコいい。
 
 
んで何度も言うけど加藤ミカだわ。
 
この人この後メンバーと一緒に日本に帰らなかった。
そのままイギリスに残ったんだよこの人。
 
このバンド名って紛れもなくプラスティックオノバンドが元ネタだ。
帰ってきたヨッパライで名声を得た加藤和彦が遊びでセッションしていたバンドが原型。
 
加藤ミカは元々加藤和彦のファンで、ギターを教えてくれと加藤の楽屋に直談判した。
その後結婚してコーラスで加入するが、「黒船」制作中プロデューサーのクリス・トーマスと不倫関係にあり、
その後加藤と離婚してイギリスに住んだというのが定説。
YMOの「NICE AGE」って曲でのニュース速報、の声は加藤ミカで、22番というのはポールマッカートニーが日本でパクられたときの番号が22番。
NICE AGEって曲はいかにもボウイのスケアリーモンスターズに入っていそうな曲だけど、アルバム一曲目のIts' No Gameの詩の朗読の依頼を加藤ミカは断っている。
 
こんな風な情報が一般的な加藤ミカ情報。
 
んでなんでやっぱ加藤ミカなのかというと。
 
今回この動画をみていてこの人のカリスマ性がすごいということ。
歌唱力はそんなにだとは僕も思うが、あのどんな事にも動じなさそうな目、態度は後の日本のロックのヴォーカルスタイルの基盤みたいに見えた。
ある時は80年代の清志郎みたいな人を食った感もある。
 
木村拓哉のギフトというドラマの主題歌はブライアンフェリーの「トーキョージョー」だったが。
この曲もあの加藤ミカがイメージされているという話を聞いた事がある。
 
「黒船」を買いにいかねば。
だって加藤ミカだも。
 

 

 
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