どうしようかな
帰社。
今日は経営者が集まる新年会みたいなパーティがあった。
昼間からだ。お酒は出ないけどね。
会場には北海道知事や市長、鈴木宗男さん等蒼々たる顔ぶれだった。
でもやっぱりこういう所が苦手。
どういう顔をして立ってればいいかわからない。
こういうのはいつ余裕になるんだろうか?
なんて思った天気の良い昼だった。
帰りの車で無意識に大きな音で村八分の【どうしようかな】を聴いた。
▲VIVID再発盤
この何万回聴いた曲も、最初は「これストーンズのキャロルじゃん」なんて思ったけど、今はすっかり「どうしようかな」だ。
この曲は73年の西部講堂録音の【ライブ】のA面の3曲目に収められていて、長らくこれしか音源が無かったのだが、91年に71年録音のGATOR WOBBLEから出た【草臥れて】の一曲目でよりヘビイな演奏で収められている。
このGATOR WOBBLE盤はいろいろ問題があり、今ではジャケ等修正が加えられての発売になっている。
▲91年【草臥れて】
チャー坊の親族と訴訟にまで発展したGATOR WOBBLE盤
どっちかというと【草臥れて】ヴァージョンのヘビイでテンポが遅いのが好き。
でもこれも気分によっては73年ライヴもスピード感あっていいなあなんて思うんだけどね。
それと73年のライヴはメンバーから酷評を受けているから、なんと無く自分も便乗して認めないみたいな調子にのった考えになってる(笑)
この曲は街でこれからガールハントをしようとしてどの娘にしようか考えてる歌で(笑)これが軽快になるのとヘビイになるのとでは歌詞の印象が全然違う。所謂街ブラでチャラナンパかマジナンパの違いだ。
チャー坊のあのルックスでのマジナンパはなんか捕まったら終了的な感じがする(笑)
このヴァージョンを聴き比べようと思ったら一番ヤバいとされている72年の【三田祭】ではなぜか収録無し。
▲71年【ぶっつぶせ!】ドラムは上原ユカリ
最近だと2010年発売の【ぶっつぶせ!】の一曲目、こちらはヘヴィヴァージョン。
ドラムがユカリだしね。
じゃあどっからテンポが早くなったかって話。
▲村八分BOX Limited Edition
ボックスに入っている72年8月の京都円山野外音楽堂のライブはもう早くなっている。
ユカリが脱退してカントが入ったのは71年の8月。
こっから72年の村瀬シゲトが入るまではいまいち活動してんのかしてないんだかわからない時期で。
よく村八分の名前がクレジットされてるのに出なかったってのはまさにこの時期。
村瀬シゲトが入って初めてのコンサートが京都円山だから、この前のガロでセッションでテンポの早いアレンジになった説が有力。
京都円山の演奏では歌詞も73年の【ライブ】に近いものになっているしね。
うん。こうやって時期を追って見るとすごい短期間で激動の時間を過ごしたバンドなんだな。
いまとなっては全容を捉えるのは不可能だけど、前よりはずっと明確になってきた。
以上村八分の【どうしよかな】がいつからテンポが早くなったのかという話でした(笑)
こんな話誰が興味あるんだろう?(笑)
動画がヘヴィヴァージョンないのでボガンボスと富士夫が演奏したテンポ早めのヴァージョン。
こっちもカッコいいけどなあ。。