ドン・ウィルソン氏が亡くなった・・・
これで、あのベンチャーズの4人はすべていなくなった。
衝撃の武道館コンサートが1965年だったから、
あれから57年が過ぎたことになる・・・永いけど早い。
ベンチャーズをラジオで聴かなかったら、たぶん
わたしのバンドマン人生はなかったかも知れない。
日常に特別音楽は必要のない普通の聴衆だったろう。
FENでそのエレキを聴き、すぐさまシングル盤を買い、
そのすぐあとには武道館で生の音に触れるという
ラッキーな時間軸の恩恵で(バンドやりたい!)が
ムクムクと大きくなっていった。
中学の謝恩会でバンドデビューを実現し、
高校へ入ってからも(バンドやろうよ!)の気持ちを継続、
運よく出会った仲間と文化祭で好評を得てからは、
もう バンドのない暮らしはあり得ない ところまで浸かった。
あれから半世紀が経った今でも、
バンドというカタチ、エレキの音に囲まれるバンドマン人生は
メンバーこそ変われど、一貫して青春時代の音から出ていない。
ドンさんの影響はGSにも大きな意味を与えている。
それは、サイドギターという存在の重要性だ。
セカンドギターとかリズムギターとか呼び方は様々だったが
ある時期のバンドにはギターが2人いたのだ。
しかし、ドンさんのギターの深さまで理解していたGSは少ない。
まあ無理もないことで、聴く側はどうしてもリードGの
メロディばかりに耳が行くからなあ。
サイドGの音を聴き分けるまで 耳で聴き込む なんて
普通のヒトには時間が足りないだろう。
ベンチャーズは世襲制もあって、今なお活動はしている。
ゆかりの人選、2代目のプレイヤーなどが音を継いでいる。
が、しかし、それはベンチャーズであってベンチャーズではない。
知っている人は知っている。
聴き込んできた人は分かっている。
だからこそ、最後のドンさんの死は特別なお別れなのだ。