かっちゃんブルース | 週刊 ブルース商会

かっちゃんブルース

 

こんにちは。保村大和です。

 

10月の舞台、独弾流GARAGARADON旗揚げ公演『キルデンダイクの四兄弟』の稽古が始まっています。一筋縄ではいかない役者揃いの現場で、お葬式を舞台にしたホームコメディ(を相当逸脱したホームコメディ)が、着々と出来上がりつつあります。

主宰の勝矢くんとは数年前までの約3年間(あやふやですみません)、このブログでも結果に一喜一憂し続けていた即興劇バトルの「アクト・リーグ」でCultu(カルツ)というチームのチームメイトでした。そして、僕がアクト・リーグに関わる中、断トツ一番で影響と刺激を受けた役者が(僕より随分年下だけれども、その頃、アクト・リーグを引っ張っていて、選手会長なんかもやっていた)勝矢でした。勝矢がいたからこそ、即興劇で台本のある芝居を超える、ぶっとい、熱い、役者のぶつかり合いの芝居ができるはずだと確信することができたし、勝矢と、本気で、自分の手の内をさらけ出しながら芝居づくりができたからこそ、それを成し遂げるために自分に足りない部分、もっと鍛えなければいけない部分に気づくことができました。即興劇に稽古なんか要らないというスタンスだった僕が、つばと汗を飛ばしながら、いろいろ工夫しながら稽古に励めたのも、今思えば「勝矢に負けられへんぞ」という対抗意識の表れだったに違いありません。

その頃、勝矢が語っていた自主企画の夢。勝矢ほどの男なら簡単に実現するだろうと思っていましたが、みるみる多忙になってきて。でも、超多忙の中でも、数年掛かりでも絶対に実現させたかった、仲間を集めての自主企画公演。

その一員として、また、つばと汗を飛ばしながら稽古ができることに、僕も格別の喜びを感じています。