エクアドルブルース | 週刊 ブルース商会

エクアドルブルース

20160721



こんにちは。保村大和です。

とある目的のための資料として、カモノハシの本を幾つか手にしているのですが(白々しくてすみません)、カモノハシって何とユニークな生き物だろうと関心するばかりです。しかし同時に、人間にとって余りにも未知でユニークであったが故に強いられた過酷な運命のことを思うと心が痛みます。
未知の生物とか未知の植物、未知の大陸などと言っては、人間はそれを征服したがりますが、それは人間だけにとって未知だっただけで、その生物も植物も大陸も、何だったら人間よりもずっと歴史深くそこに存在するものなのです。
人間こそ世界にとって未知の存在だと言えるかもしれないし、新参者で無知な存在だとも言えるかもしれません。だからこそ好奇心旺盛で勉強熱心であるべきだとは思うのですが、やっぱり新参者なりの謙虚さは忘れちゃいけないことのような気がします。
エクアドルの2008年発布の新憲法では、人間以外にも、あらゆる虫や生き物や生態系や自然環境などの「生きる権利」が守られているそうです。
人間にはこういう決断もできるのですね。