医師である渡辺順二氏が書かれた
『病気をその原因から治すホメオパシー療法入門』 (講談社+α新書)の中の
「ホメオパシーと西洋医学の比較」(124頁~)の11か条より、 今日は6か条をご紹介させていただきます。
以前、コロナ禍の時期に、(その1)5か条をご紹介しました。
今日は、その後半になります。
1、ホメオパシー療法は、肉体、精神、感情も含めた患者さんの全体像の歪みをただし、バランスをもたらす療法である。
そのため、目指す症状の改善だけでなく、心身全体が健康になる。
西洋医学では、たしかに症状は抑えられるかもしれないが、その結果、全体のバランスはさらに崩れる可能性がある。
* クラシカルホメオパシーの場合には、常に心身全体の健康を考えます。
身体のこの部分にはこれ、というような臓器を対象とした考え方はいたしません。
身体の一部分の症状だけを治そうとしているのではありません。
その方の身体・精神・感情すべてに最も合致した、最適のレメディ(シミリマム)を選ぶことにより、その方の全体が健康になることを目指します。
健康になることによって、その結果(余波として)、問題のあるすべての部分(ありとあらゆる症状)も改善していきます。
6、ホメオパシー療法は、患者さんの個性や主観を重要視する。そのためその患者さん固有の性格、体質に応じたきめこまやかな治療が可能である。
西洋医学の治療は、あくまで平均的な人間に対する治療であり、その個人そのものに対する治療ではない。そのため、その個人にはあまり効かない場合もあるし、不必要な治療のこ
ともある。
* クラシカルホメオパシーの場合には、その方にまつわるありとあらゆる情報を大切に扱います。
慢性のご相談の場合には、「こんなに詳しいセッション(聞き取り)をされるとは思わなかった」というご感想をいただくことがあります。
他の誰でもない、その方、にピッタリのレメディ(シミリマム)をお選びするためです。
シミリマムが見つかれば、その方の持つあらゆる症状が改善されていくからです。
これこそ、正真正銘のオーダーメイド薬です。
西洋医学の「標準薬」の組み合わせ(オリジナル?)とは、全く異なるものです。
7、ホメオパシー療法は、昔の心の傷や、肉体的外傷から生じた後遺症的な症状も癒すことができる。
西洋医学の精神科の薬物療法は、悲しみを癒すのではなく、患者の感情や思考を薬によってコントロールする治療法であり、癒しではない。
* ホメオパシーのレメディ(治療薬)は、症状が出ないように蓋をする(蓋をし続ける)ものではありません。
心の傷も、身体の傷も、根本から癒しますので、治った後は、服用を続ける必要はありません。
ホメオパシーの治療を始めると、クライアントさまは、ご自分でも忘れていたような過去の症状も、一時的に戻ってくることに驚かれます。
以前、こんな症状があったことすら忘れていたのに、久しぶりに過去の症状が現れて、驚きました、ということもしばしば起こります。
正しいレメディが、過去にさかのぼって、病気を治してくれている素晴らしいサインです。
その後の変化(改善)を楽しみになさっていてください。
ちなみに、西洋医学の薬剤で、いったんは治っていたように見えていた(緩和されていた)症状は、ホメオパシーのレメディを服用することによって、再び、症状が戻ってきます。
これは、先ほどお話しましたように、本当には病気は治っていなかったということを意味します。
今回のコロナにおいても、そのような方は少なからずいらっしゃいました。
そして、残念なことに、レメディを服用する前に、お薬を服用なさった方の治り(完治)は、それまで全くお薬を服用なさっていなかった方の数倍長くかかりました。
(目の前の症状は、抑え込まれていただけだったようです。)
8、ホメオパシー薬は、そのほとんどが植物、鉱物、生物といった自然物から作られる。そのため環境に悪影響を及ぼさない。
西洋医学の薬物療法は、不自然な人工物であり、化学廃棄物が環境問題となる。
* このところ、 ブルーローズのマテリアメディカ
(レメディの真実シリーズ)をご紹介させていただいておりますので、皆さまもご存知のことと思います。
私たちの身の回りに存在する植物・鉱物・生物などがレメディ(ホメオパシー薬)となって、私たち人間を助けてくれているのですね。
私たち人間も、植物・鉱物・生物たちに、優しい存在でありたいものですね。
9、ホメオパシー薬は、物質的に極微量しか使わない。よってコスト、資源、医療費の節約にもなりうる。
西洋医学の薬物療法は、基本的に使えば使うほど医療関係者、製薬会社は儲かるため、医療費は膨大なものとなる。
* 実は、悲しいことに、ホメオパシーは関わってもお金にならない(儲からない)という理由で、ホメオパシーに関わる人が少ないという裏事情があります。
こんなに素晴らしい医療がここにあるのに、と残念でなりません。
コロナを例に挙げるとわかりやすいと思いますが、西洋医学では多大なお金がつぎ込まれたにも関わらず、多くの方が亡くなりました。
クラシカルホメオパシーの場合には、わずかなお金で、すべての方が助かりました。クラシカルホメオパシーを医療の中心に持つ国と、そうでない国との医療費の差は、大変なものであるはずです。
現在、減税が問題になっておりますが、まずは、医療費軽減も大切だと思いませんか?
大病院や救急車のお世話にならなくても、結果がすぐに出るものがあることを、これからも、皆さまにお伝えしていきたいと思っております。
10、ホメオパシー療法でも日々新しいレメディーが開発されつつあるが、それはプルービングによって行われるため、西洋医学と違って動物実験は基本的に必要ない。
* プルービングとは、レメディ(ホメオパシー治療薬)の薬効を調べる実験のことです。
プルービングは、安全なレメディを人間が摂ってみて、体験・観察するものなので、動物の命を脅かすような動物実験をする必要はありません。
むしろ、プルービングを行うことによって、思いがけず、良い反応や改善などが現れて、健康になる方もいらっしゃいます。
本の表紙に
「もう一つの西洋医療を日本人は知らなかった!」
「風邪、子供の病気から不定愁訴、ガンまで」
と書かれているこの著書より、本日は、6か条をご紹介させていただきました。
クラシカルホメオパシーの素晴らしさと、西洋医学の得意分野が合わさって、より良い医療が行われるようになりますことを祈りつつ。
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられているものです。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。