今日は、目のレメディと言っても過言ではないEuphr.ユーフラシアについてです。
服用するレメディとしてだけでなく、目薬として使用されることも多いレメディです。
Euphr.ユーフラシアは、精神的症状の研究が少ない代わりに、身体的症状の情報が詳しいレメディです。
それでは、ご一緒に見てまいりましょう。
Euphr.ユーフラシア
植物 アイブライト（輝く瞳）。ゴマノハグサ科コゴメグサ属。Dig.ジキタリスと同じ科。チフスマヤズム。
特に関係の深い部位 （レメディは全身に関係するものです）
粘膜組織（目・鼻・胸）・左側（右側）
主な精神的特徴
外部のものに一切興味がわかない。
見るもの聞くものすべてが無味乾燥に思える。それらは命のないものに等しい。
自分の中に引きこもり、遠慮がち。
静かで無口、人と話すのに乗り気がしない。質問に答えるのが億劫。
ぼーっとする。集中力がない。
感覚麻痺。怠惰。憂鬱。心気症的。
はっとして目を覚ましがち。目覚めた時におびえる。
症状の不快感によるイライラ。
混沌とした。混乱は洗顔すると改善。
座りたがる。横になっている時に涙を流す。
空想癖。雷雨の夢。
創造力または芸術的才能のなさ。内なる展望の喪失。
型にはまった感覚。人生における感情の滞り。強迫神経症。
いつまでも心に浮かぶ考えや想念。固定観念と習慣。
内省。くよくよ思い悩む。
将来への不安。
勤勉。活動的。落ち着きがない。
主な身体的特徴
目のレメディ。結膜の炎症。眼球が充血する。
多量の熱い刺激性の涙は、戸外に出る・風に当たる・鼻が冷える・咳をする・頭痛がする・横になる時に激しくなる。涙量の増加。涙目。
黄色く濃厚な刺激性の分泌物。苦い涙。
ねばねばする目ヤニ。目が覚めた時、上下の瞼がくっついて、目を開けにくい。
べとべとした粘液を取り除くために頻繁に瞬きをする。
分泌物が薄いほど、焼けるように熱くなる。
目の粘膜に痒みや痛み（焼けるような、刺すような、圧迫されるような）。
目に砂が入ったようにざらざらする。目に髪の毛が入っているような感覚。
常に目を擦りたい。
角膜の損傷・混濁・潰瘍。角膜に小さな水泡ができる。
頬がやけどしそうなほど熱い涙で、目の周りが刺激されてヒリヒリ痛む。
眼瞼炎。瞼が熱く赤くなり腫れる・かゆみ。
眼角の割れ。瞼の内側に小さな水泡。
目の打撲。目のアレルギー。虹彩炎。白内障。緑内障。
眼精疲労。ドライアイ。光過敏症。羞明（まぶしがり）
常に瞬きをしたくなる。視神経炎。目の過敏症。
視力は薄暗さで悪化。近視。目がちかちかする・くらむ・かすむ。
暗い所で横たわりたい。
見つめたものが動いているように錯覚する。
瞼の痙攣。目の痛みと腹部の痛みが交互に現れる。目が眠そうな感じ。
眼瞼下垂症（Gels.ジェルセミウム・Caust.）。
眼圧や視神経の安定・毛管の強化作用。肝機能活性化。
花粉症・アレルギー性鼻炎・鼻感冒 夥しい分泌物を伴う。
刺激性の涙と、刺激性のない鼻汁（All-c.アリウム・セパと反対）。
流涙が、鼻水・くしゃみ・咳・頭痛とともに。鼻汁が喉へ滴り落ちる。
日中は絶えず大量の涙や鼻水が流れ咳が出るが、夜間には好転する。
夜横になると鼻が詰まる。
鼻感冒の時に風に当たると、目が常に潤む。
頭 カタル性頭痛で、目や鼻から夥しい分泌物。
うっ血性のズキズキと破裂するような頭痛。
頭が重く吐き気を伴うことも。
頭がクラクラする。目がくらむ。倦怠感。
鼻 大量の水っぽい鼻水、特に朝、咳や痰とともに。
副鼻腔炎および喉のカタルの充満後のめまい。
顔 こわばり。上唇がまるで木でできたように硬い。舌のこわばり。
泌尿生殖器 月経痛があり、出血は１時間だけ・１日だけ。
遅れ気味。量が少なく、期間も短い。
無月経。月経の代わりの結膜炎。
前立腺炎。尿の滴下。頻尿。
呼吸器系 咳は日中だけ出る。
咳は横になる・夜間ベッドに入ると治まる（Mang.）。
食事で改善。
アレルギー性喘息。空気が通る時、粘液が出る。
戸外を歩く時頻繁なあくび。
多くの咳と喀痰。日中のみの百日咳。
目の炎症が喉頭まで降りてきて咳が出る。
皮膚 麻疹の発疹。
睡眠 朝、眠い。たびたび目が覚める。
発汗 汗の大部分は胸で、特に睡眠中。
インフルエンザ・風邪 風邪が胸部に移行し咳が出る。
極度の悪寒を感じて体が温まりにくいが、新鮮な空気で好転。発熱の兆候も。
麻疹・風疹で目の炎症や鼻水がある時。麻疹と結膜炎。
甘いものを欲求。喫煙を嫌悪。
【好転要因】
水で患部を濡らす 患部の入浴 目を拭く 洗眼 まばたきをする 戸外の新鮮な空気 暗闇 暗い部屋 横になる（咳）→悪化 目を閉じる コーヒー
【悪化要因】
遠くの物を見る 打撲傷 軟組織の損傷 煙 喫煙 日光 朝 日中（咳） 夕方 夜 風通しの悪い部屋 風 南風 暖かい空気 湿気 暖かさ ベッド 接触 長い睡眠
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クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。