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ブルーローズのブログは、
クラシカルホメオパシーについて知りたい!という方のために、発信しているブログです
以前、NHK 「日本人のおなまえっ!」 等の番組で、「毒島」 という姓が紹介されたことがありました。
「毒島」と書いてブスジマと読みます。
群馬県伊勢崎市に毒島城(ぶすじまじょう)があり、姓としての「毒島」氏も、群馬県に一番多いとのことです。
毒島城の地には、たくさんのトリカブトが自生していたそうです。
ご存じのとおり、トリカブトは猛毒で知られています。
日本では、古来、毒のことを「ブス」と言いました。
そして、トリカブトがたくさん自生していた伊勢崎市の毒島城は、洪水の時には周囲を水で囲まれる、まさに島のような地形です。
そのようなことから、「トリカブトが咲く丘」のことを、「毒の島」=ブスジマと呼んだのでしょう。
時には人の命を奪う猛毒トリカブトなどという「イメージの良くないもの」を、なぜ姓として名乗ったのでしょうか?
毒島(ぶすじま)氏の由来を知るかたが出演されていて、
「トリカブトを漢方薬として使っていた」
ということを語っていらっしゃいました。
そうです。
「毒は薬」だったのです。
もちろん濃度の高いトリカブトなら人体に悪影響が出てしまいますので、苦心して、ごく微量を用いていたに違いありません。
現在でも、トリカブトが配合されている漢方薬は、いくつもありますね。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
実は「トリカブト」は、クラシカルホメオパシーのレメディでいうところの「Acon.アコナイト」です。
ホメオパシーの学びはじめ、一番最初に知るレメディですね。
頭痛でも、
歯痛でも、
腹痛でも、
風邪の引きはじめでも、
パニック発作でも、
心臓発作でも、
脳卒中でも、
・・・・・・・・
何かの症状が 「急激に、強く、始まった時」 に用いられるレメディで、
症状の悪化も速いけれど、
症状の回復も速く、
驚くような即効性があることで知られています。
急激ではない始まり方の場合には、また別のレメディとなります。
パニック発作=Acon.アコナイトではありません。
慢性的にパニックの症状がおありの場合には、他のレメディの可能性もあります。
Acon.アコナイトは、緊急のセルフケアの際に、しばしば用いられるレメディです。
番組の結びで、毒島(ぶすじま)家にお嫁に来られた素敵な女性が、毒どころか薬として人々を救ってきた由来を知って、
「最初はブスという苗字に抵抗がありましたが、誇りを持てるようになりました」
と語っていらっしゃいました。
〈毒=怖いもの・良くないもの〉 という 固定観念は、
物事の一面しかとらえていない見方です。
毒だからこそ薬になる。
しかし、「そのまま」では、やはり毒。
1804年、世界で初めて全身麻酔の手術をした華岡青洲(はなおかせいしゅう)は、トリカブトなど毒を用いて、自分の妻を繰り返し実験台として使った結果、
妻はのちに副作用から両眼とも失明したと言われています。
それでも、華岡青洲の医師としての志の高さ、功績が薄まることはありません。
それだけ、毒をコントロールして薬効を引き出すことはむずかしいというべきでしょう。
ちょうど同じ頃(1805年)、ヨーロッパのドイツでは、
同じく 医師のサミュエル・ハーネマンが、
トリカブトの毒を「薄めて薄めてさらに薄めて」
まったく無害な状態にして用いる「ホメオパシー」を確立し始めていました。
無害な砂糖玉、レメディの始まりです。
1805年 Aconアコナイトの薬効を調べるプルービングが行われる
1810年 『オルガノン』 初版(クラシカルホメオパシー医学の基礎的な理論体系と法則を記述した本)
ハーネマンは、生涯をかけて、
薬効のある毒を、いかに安全に、効果的に用いるかを、研究し続けた人です (『オルガノン』 第6版 1842年) 。
* しかし、『オルガノン』第6版が出版され,、世に出たのは、没後からかなり遅れて、 1921年のことでした。
ここにも、さまざまなドラマがありました。
毒をごく微量用いて薬としていたという日本の先人たちの知恵を、
私たちは今一度、思い返す必要があるのかもしれませんね。
ホメオパシーのレメディは、身体にやさしいとされる漢方薬よりもさらに安全で、副作用がまったくないものとなっています。
Acon.アコナイトのケースのご紹介、
同じキンポウゲ科のレメディである、Puls.プルサティラ、Staph.スタフィサグリア等のご紹介は、また改めまして(^^)/~
ブルーローズのマテリア・メディカ
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。
大好評
ブルーローズでは、引き続き自然治癒力
をアップする
クラシカルホメオパシー相談を受け付けております。
ただ今、ご相談窓口は閉じさせていただいております
申し訳ございません