ブログにお越しいただきありがとうございます。
すっかり、日々のつぶやきだらけのブログになっておりますが、簡単な自己紹介を。
現在、愛媛県松山市在住。夫と二人で専業主婦生活してます。(近々、また転勤の可能性があるため、仕事はしていません)
子は、関西で社会人。
オートクチュール刺繍でアクセサリーの製作、
リュネビル刺繍を修行中、
ビーズや天然石でアクセサリーを気の赴くままに作っています。
アロマやハーブ、東洋医学の勉強も長年ライフワーク化してきました。
(これはお店で出てきた真鯛のカルパッチョ)
さてさて、昨日は、スーパーで半額になったエテカレイを見つけ、半額になったサワラの切り身より美味しそうに見えたので、福井産エテカレイを選び、煮付けにしました。
そろそろサワラも旬に入るので、お刺身、食べたいなぁ。
皆様は、おうちで魚料理を作られますか?
私は子供時代は山口県下関市で育っていて、
当然のように新鮮な魚がお魚屋さんに安くで並んでました。
アジ、イワシ、イカなんかは、子供の頃にお家で親の横で捌くのを眺めてたり、そのうち、中学生くらいになったら、家庭科の実習の予習をかねて自分でもやってみたりしてました。
サザエなんかも、母が時々買ってきて壷焼きしたり、魚料理は身近な存在でした。
そんな幼少期から魚料理が身近だったので、万能包丁一本で捌くのも、苦ではない。
できたら、良い魚用の包丁があった方が、身が綺麗に捌け、綺麗に捌けたものは、味が格段に引き立ちます。見た目だけでなく、味にもやはり影響します。
と言いつつ、魚用の包丁は、どちらも20年近く前に五百円ほどで買ったアジ用とさしみ包丁しか持っていません。
二年前に愛媛に転勤で戻ってきたら、コロナ禍の影響もあったのかもしれないけれど、スーパーに行ってもロクな魚が無い!ことに驚きました。
お刺身すら、養殖鯛、マグロ、養殖ぶり、鰹のタタキくらいしか選択肢がなくて、
美味しい地魚たちは一体どこに行った?と嘆きました。
多分、良いものは関東や関西の市場に流れてるんだろうなぁ。
車で出掛けていく距離の百貨店やマルシェに行けば選択肢は増えるかもしれません。
(ガソリン使ってまで行きたくない私。多分、周りの人はガソリン使ってでも美味しいものを手に入れに行くんだろうなぁ)
個人店の魚屋さんがあれば、喜んで行くのですが、近所にはありません。
同じ町内に、魚の卸で働いてる人がいて、しばらくの間、すぐ近くの店舗を借りて、魚屋さんしてたのですが、本業のオロシの合間に開けていたのも合って、開いている時間が不規則で気がつくとお店は閉店していました。
スーパーで選ぶことになるので、概ね、お刺身、切り身か、丸々買ってもせいぜい、魚焼きグリルに入るサイズになり、アジや鮎くらい。
塩焼きなら塩を振るだけだし、煮付けくらいなら、普通に自分で調味料合わせて煮付けるだけだから、
よそのご家庭もそうなんだと思ってました。
先日、夫が夕食の時に、
「よその家は、煮付けはパックに入った調理済みのものか、『煮付けの素』を買って切り身を煮るらしいよ。」
と言っていて、かなり驚きました。
さらに、
「塩焼きも家で焼かずに、お店で焼いたものを買って帰るって言ってた」
そうなのです。
それは新婚さんとか、若い夫婦の話かと思ったら、同年代の人の話でした。
なんで?そんな難しいものじゃないよ?
「味が決まらなくて、美味しくできないから、家では作らないって言ってた。」
エビフライとか、魚のフライは自分で下拵えするよね?
「いや、パン粉までついた冷凍食品買ってきて、レンチンするタイプならレンチン、油で揚げるタイプなら揚げるだけって言ってたぞ。」
、、、そうなんだ。
全部手作りするべき、なんて、これっぽっちも思ってない私ですが、
(出来れば加工過程で入る添加物は避けたいけれど)
半調理品やパックを家族の人数分買うと、結構なお値段になるよね?
って、お財布と相談になってしまいます。
業務スーパーならそれほど高くないのかしら?
そして、食べ盛りの男の子がいる家庭なら、量もしっかり食べたいだろうし、どのくらい買うんだろう?とちょっと背中が寒くなる。高くつきそう。
食べ盛りの子がいる家庭なら、自分で作った方が安上がり。
でも、今どき、働いてるご家庭も多いし、ある程度は作る方が安いとわかっていても、仕事帰りにこれから作るのは疲れていて無理、惣菜で買おう、になる気持ちもわかります。
そのタイミングならそれで良いと思います。
さらに、夫婦二人だけになると、ほんの少しだけあったら良いおかず、例えば、ポテトサラダとか、きんぴら、とか、
わざわざ材料を揃えて作ったら、量がたくさん出来すぎるので、
私が一人で延々食べ続けるハメになる。
となると、一回食べ切りで、惣菜買おうかな、となります、、、
ライフステージごとに、お惣菜を買う理由が変わっていくことも体感しています。
うちの近所は日中お買い物に行くと、ほぼ高齢者しかいません。
若い人は働きに行ってますから。
そして、夕方18時過ぎに、惣菜コーナーに行くと、2割引きや半額シールが貼られるのを今か今かと待ってる人たちがいます。
高齢になると、揚げ物を作るのも、揚げるのも、面倒になっていて、
たくさんいらないし、油で揚げる取り扱いも危険だし、調理後に後始末をするのも面倒、
それなら惣菜で買って済まそうか、になるのもわかります。
時間が経って、割り引かれた惣菜も、オーブンで焼き直したらそれなりに美味しくなりますしね。
話は戻りますが、味が決まらなくて美味しく作れない、という煮魚は、煮付け汁の黄金比があって、
それに従って作るとそれほど外れません。
子が家にいる時代は、子が好まなかったので、煮魚は殆どしませんでした。塩焼きの方がいい、と言うので。
子が巣立った後から、煮魚の比率が上がりました。
何十年と作らないでいると、勘が鈍って、最初はかつての教科書から、計算して割り出してましたが面倒くさく、
いまや、ネットをちょいちょい調べたら、
作り方を懇切丁寧に写真付きで載せてるサイトやプロの料理人の動画なんかもたくさんあるのでそちらを利用しています。
いくつかピックアップして、まずはその通りに試してみると良いと思います。
レシピを見ると初心者の人は無理かもしれませんが、それなりに調理経験のある人ならば、大さじ1とか大さじ3とか、配合表を見たら、どのくらいの味か、想像がつくと思います。
自分の感覚に近そうな配合をえらび、用意した材料がかぶるくらいの煮付け汁の量の割合に直します。
作ってみて、味が濃過ぎる、とか、甘さが足りないとか、判断して、
次に作る時には醤油控えめにする、とか、砂糖を控える、とか、メモを残しておくと良いと思います。
これは上手く行った!という時の味の配合を残しておき、以後はそれを基準にします。
あと、魚は下処理なしでいきなり煮付けるレシピもありますが、私はお勧めしません。
一度、ハギを煮付けた時に、自分でおろさず、処理済みパックを買ってきていて、どうやら内臓が残っていたみたいで、臭みが残り、イマイチだったことがあります。
手間はかかりますが、一旦、塩を振って15分ほど臭みを抜いて、
熱湯で表面をざーっと流し、塩と臭みを流して表面の身をやや固めてから、
煮出し汁に入れて落とし蓋して煮る、が煮崩れしにくくベストかと思ってます。
そして、夫は煮付けでも味はあっさり目が好みなので、あまり長時間煮つけません。
帰宅時間から逆算して、食べる時間の30分前から煮ることが多いです。
また、生姜が効いてるのが好きなので、生姜は多め。
金目鯛などの、甘辛い濃い味が似合う魚についても、夫の気分はあっさり目が良さそうだと判断した日(飲み会が続いていたりして、胃腸を休めたいときとか)には割と淡白な味付けにします。
世の中、どんどん、変わっていって、お料理も家庭の味って無くなりつつありますね。
おふくろの味、なんて、下手すりゃみんな同じ味になっちゃうよ。
例えば、味の素のギョーザなんて、おそらく、多くのご家庭で食べてるだろうから、
共通の「おふくろの味」化してる代表格だと思います。
昔は、今ほど加工品も半調理品も種類が無かったから、仕方なくみんなおかずは家庭で一から作っていました。
惣菜も、油が回って美味しくない、
冷食も美味しくない割高な食品の代表格でした。
だから、お家のご飯はその家独特の味付けがあり、美味しさがあり、割と定番の料理で献立が立ってた時代。
レパートリーの多い料理をする人は、とても尊敬されてました。
40年以上前の子供時代、今ほど世界中の食材の種類が溢れてなかったし、世界のメニューを家庭で食べられたわけではなかったけれど、ベーシックできちんと母の手で作られた日本らしい家庭料理は、振り返れば何にも変え難いご馳走だったことに気付かされます。
ちなみに、茶碗蒸しも、最近は「茶碗蒸しの素」があるそうですね
家庭にある調味料とお出汁と卵で作れて、難しくはありません。
最近、シャトルシェフ(二重の保温できるお鍋)で茶碗蒸しが簡単に作れることに気がつきました。
すが入らず、綺麗に出来ます。
同じ要領でプリンもいけるな、と。
作っても食べる人が私だけなので、プリンはまだシャトルシェフでは作ってみてないです。
料理って、材料があって手順さえわかってれば、道具がなくてもそれに変わるものを知ってれば、意外と家で作るのが難しいと思いこんでるものが多いんですよね。