下貼りが乾きました、
ここから袋張り、上張りと進んでいきます…
袋張りの準備です。
「茶ちり」という紙を使うのですが、
実際の大きさの4/1に切ってから
ごくわずか周りだけ糊をつけます
こうやって一気に半分は糊をつけます。
張る量はふすま一枚に付き12枚です。
周りに糊の付いた茶ちりを
重ね2cm位で順に張っていきます。
左の上から張りはじめたら、次に右、
その下は右から左。
その下は左から右です。
この張り方は「れんが張りと言うそうです」
下まで両面張り終えたら
次は上張りです。
張るのは裏面から
押入れなので、裏面には「ウンカ紙」(雲華紙と書きます)
を張ります。
予めふすまの大きさの1cm大きめに切っておきますが
メジャーで測って切るより
ふすまに直接かぶせてまわりの折り目をつけるんです。
その折り目から1cm外に切れば、楽です。
周りの巻く部分より少し内側までの幅で糊をつけます。
これも時間節約のため二枚一気に片面つけます。
周りの糊がついたら、その内側全体に水をたっぷり「引きます」
「つける」とも「ぬる」とかでもありません。
「引く」んです。わかりますか?
職人によってはこれに少しだけ糊を加える人もいるようですが
私の場合、水だけです。
つけ終えたら周りの糊が内側に付かないように、
丁寧に畳んでいきます。一番上と、下を合わせて、
しばらく(夏なので5分程度)なじませます。
裏面張った画像撮るの忘れてしまいましたが、
表も同様に
あとは均等に上下左右を合わせて(折り目の通りに)
張っていきましょう。二人いれば楽ですね。
中央から外側へ刷毛で撫でつけたら、素手で、周りへ軽く引っ張るように
折り込んでいきます、力が強すぎると破れますし、
弱すぎると乾いても四方にシワがよったままになります。
張り終えました。
乾いたら、引手を画像のように切ってから取り付けます。
完成です。
今回使用した材料は「しんせん№666」番です。
簡単に説明しましたが、細かく紹介するとこの5倍位資料が必要なので、
このくらいにしておきます。
DIYに興味がある方、リクエストがあれば
マニュアル、小雑誌、DVD等製作していきたいと思いますので、
出来るだけコメント残して頂けたら幸いです。
御読み頂きありがとうございました。