まるで、みんなで挨拶の練習をしているかのような、店内に響きわたる大きな声でした。
元気な挨拶は結構ですが、あまり大声だとこちもびくりとして、逆に不愉快にも感じます。
しかもその挨拶は、だらしなく語尾を伸ばした「いらっしゃいませ~~~~」と気持ちが籠もっていない適当なものに感じました。
コンビニの店員には、明るく好意的な接客をする人と、そうでない事務的な接客をする人がいます。
我々客側としては、当然明るい対応の方が気持ち良く買い物が出来ます。
しかし、いずれにしても、コンビニ店員には、客を大切にする意識はあまり無いように思います。
ところで、コンビニの挨拶(声かけ)というのは、万引きの防犯対策のために行っているそうです。
客に声を掛けることにより、「貴方のことは気付いていますよ、こちらは貴方を見ています」と客に意識させるのです。
これにより、かなり万引き被害は防止できるそうです。
ということは、我々客はコンビニに入った時から万引犯と疑われているのでしょうかね?
(;´▽`A``
でも、「いらっしゃいませ」てちょっと変な言葉だと思いませんか?
「いらっしゃいませ」を分析すると、この言葉は「い(入)らっしゃる」の命令形の「い(入)らっしゃい」に丁寧語の「ませ」が付いたものです。
すなわち、「(どうぞ)入って下さい」という意味になります。
ですから、既にお店の中に入った人に使うのは間違っていますよね?
この場合は「ようこそお越し下さいました」とか「ご来店ありがとうございます」とか「こんにちわ、○○へようこそ」とか言うのが正しいと思います。
「いらっしゃいませ」は、商店や居酒屋などが、「いらしゃい!いらっしゃい!」と客の呼び込みをするような時に使う言葉です。
また、お店の前で中に入ろうかどうしようか悩んでいる人に「どうぞお入り下さい」と勧誘する時の言葉です。
英語でも「いらっしゃいませ」にあたる言葉は、How are you. や Nice to meet you.
Good morning など普通のあいさつ文を使うそうです。
Good morning など普通のあいさつ文を使うそうです。
決して日本語を直訳して、Please enter our shop なんて言いません。
そんな話はともかく、私はコンビニのようなお店では、とくに挨拶は要らないと思っています。
コンビニ店員の挨拶なんて、あくまでも形式的な社交辞令かつ防犯対策です。
客に愛想をよくしても、売り上げなんて大して変わりません。
コンビニのアルバイトは、自分が店を経営しているわけではないので、どんなに儲かっても報酬は変わりません。
売上げは全て本社が回収し、彼らには毎月決まった給料、あるいは働いた分の時給しか入りません。
そうなると、お店の売上げアップを意識して仕事をしていますなんていう、真面目なアルバイトは僅かしかいません。
(店長だったら店のノルマのようなものがあるでしょうから、多少は意識するかもしれませんが。。。)
ですから、必然的にお客さんを大切にするという意識も低くなります。
また、コンビニには特定のお得意様というのはほとんど存在しません。
もし居るとしても、近隣に住んでいて日常的にそのお店を利用している人ぐらいです。
わざわざ遠方から、そのコンビニまで買い物に来る客なんていないでしょう。
出張先のコンビニで「ありがとうございました。またご利用下さい。」なんて言われても次はいつ来れるか分かりません。
この点は自営のお店とは大きく異なるところです。
美味しいお店なら、電車やバスを使ってでも食べに来る客はいるでしょうし、店側もそういう客は大切にしなければいけません。
自営のお店は、お客さん一人ひとりを大切にして売上げアップを目指しますが、コンビニは違います。
コンビニ店員の一番の使命は、店から言われた事を厳守して、客が購入したいものを間違いなく販売し会計することです。
余計な笑顔もサービスも必要ありません。
どうせ明るく接しようが普通に接しようが、客が購入する品物は予め決まっているのです。
売上げのことは、店長や本社の経営部門が考えればいいことで、アルバイトがそんな事まで気にする必要はありません。
私は昔のような個人商店がどんどん無くなっていることをとても悲しく思っています。
私の地元の商店街も今ではもうすっかり消えてしまいました。
活気に溢れ、人情や人と人との繫がりが感じられた商店街。
お金が無いときでも「後でもいいよ」と言ってくれたお店のおじさん。
それはもう遠い昔の思い出です。


