全国的に「お盆」らしい。
正確には「明治維新後の新暦東京お盆」とでも言ったらよいのか、
従来からのお盆は地方によって時期がマチマチである様だ。
「盂蘭盆経」が起源と言われながら、祖霊崇拝の習俗要素の方が大きいからだろう。
もともと、「盂蘭盆経」自体が「本物」の仏教経典であるのか。
いや、大量の仏教経典自体お釈迦様「本人」の教えであるか否かも、曖昧ではある。
死海文書や原始キリスト教と現在のキリスト教の関係とも似たりよったり。それ以外の宗教でも似たりよったり何だろうが。
ま。そんな「みちくさ」は置いておいて。
八月は広島・長崎の原爆、終戦・敗戦、お盆・靖国神社、廃仏毀釈・国家神道など、
色々想いを巡らせる機会も多い。
そんな中、今日は「終戦記念日」であり「お盆」である。
ペット達の墓参りがてら祖先の墓参り気分もあったのだが、
台風7号まで参加してしまった。
「散歩・道草」派の夏休み自称庭師は久々「カク」事にした。
<かみつきインコ 性格悪インコ ピータロウ>
末っ子ウサギの寿命が予期していた時期より1年程早かった事もあり、
自分の寿命終活中にペットロス気味の情念が加わった頃・・・
突然舞い降りてきた黄色い(すこし緑)インコを保護してしまった。
以降。飼い主捜しも里親捜しも(里親捜しはあまり乗り気無しだが)進展はなく、
騒々しさと、あまり人馴れしていない様子から、
「迷いインコ」ならぬ「放置インコ」あるいは「捨てインコ」かも
との疑念もすくすく育つ。
幼くも無く、老齢でもなさそうな成鳥らしきインコくん。
いまだ大きな漆塗りのプールで水浴びして喜んでくれるでも無く、
好物らしきものも見つからず、
あまり関心のある遊び道具も見つからず、
出口が広く開けてあってもケージからあまり出たがらず、
出ても短時間でいつの間にかケージに戻っている。
ほぼ終日ケージの同じ止まり木に居て、
同居人の食事に付き合って食事をし、
テレビ(できるだけ自然風景の流れる映像を流してある)に向かって
さえずりまくり、
時に絶叫し、
「おやすみ」とともに朝まで静かに眠り
「おはよう」とともにさえずり始める。
人の手が近づけばトコトコ遠ざかり、
たまに指先を甘噛みするかと思えば、
「いて!」本気で嚙んでるだろ!・・・
YouTubeなどで見かける、「いいね」なインコちゃん達とは随分違う。
が。
それなりに、何となく通い合ってきているものもあるような「気もする」。
今更、多頭飼いの里親さん見つけても先住インコくん達と楽しくやれる保証も無し、
人馴れしていない成鳥(いわゆる「荒鳥」)なら、相互に有意義なコミュニケーションの難しさは、自分と飼い慣れた人とにさほど大きな差は無い気もしないではない。
お互いの残り寿命の中で、保護インコから
<(人馴れしない)迷いインコ カミツキインコ 「ピータロウ」>
と。親しみを込めて愛称変更してみる。
「同病相憐れむ」?。
そんな、降って湧いた騒々しい日々に加えて、
新たな放置林・放置竹林の手入れも始めた。
自称庭師の8月夏休み。
台風と一緒にやってきた「お盆」・終戦の日。
末っ子ウサギには「新盆」。
長女役の愛犬達と一緒にやって来る。
と。想い「たい」。
「こいつが最近やってきた<居候>のピータロウだよ。
毎日、騒々しくて、お前たちとの時間を静かに反芻しようとする事もできないくらいだよ」
「ちょっと終活忘れ気味。間に合わないかもね。
ま。上映中の映画のフィルムが突然切れちゃうような感じも悪かないかもだよな」