<以下、勝手に引用させてもらった部分>

旧統一教会と自民党との関係についてさまざまな指摘があるなか、旧統一教会の友好団体と自民党の国会議員らでつくる「日本・世界平和議員連合懇談会(平和議連)」の会長代行、奥野信亮衆院議員は「何が問題なのかわからない」と主張する。本当に問題はないのだろうか? 奥野議員がAERAdot.に詳細を語った。

平和議連は、元閣僚を含む自民党議員が役員を務め、会員数は80人を超える(総会資料から)。今年6月の総会では、平和議連の顧問で、旧統一教会の友好団体である世界平和連合の会長などを務める梶栗正義氏が講演。翌月に控えた参院選についても話し合った。

 

 総会で配られた資料にはアンケート用紙も入っており、質問には「次期参議院選挙の地方区で、世界平和連合の応援を希望する議員がおられればお聞き下さい」と書かれていた(7月29日のAERAdot.で詳報https://dot.asahi.com/dot/2022072900086.html)。

 

選挙協力などが、結果的に旧統一教会の会員獲得につながりかねないとの批判の声は大きく、岸信夫防衛相など関係した議員からは「関係を見直す必要がある」などと声が出始めている。

 それでも奥野議員はなぜ「問題ない」と強調するのだろうか。主な一問一答は下記の通り。

――この議連はどういう議連なのか?  日本・世界平和議員連合懇談会は、旧統一教会とは無関係です。我々は世界平和連合とお付き合いをしている。なぜ付き合っているかというと、世界の政治社会情勢を教えてくれるから。世界平和連合は、世界を平和にしたい、そのためには家庭が第一といっている。それはその通りだと思う。  付き合い始める前に、文鮮明氏とかかわりがあるのかと尋ねたら、世界平和連合側が「ない」といった。だから、なぜ世界平和連合との関係を問題視しているか、私にはわからない。

 ――わからない?

この議連は、議員が集まって、世界平和を追求していくということ。これは間違いのない取り組み。統一教会とは関係はない、と確認した。

世界平和連合を通じて、外国の国会議員との交流もある。世界平和連合から「海外からの議員に会ってくれ」と言われたら会っている。おかしい団体とは思っていない。

 世界平和を実現するためには、家庭が第一。そこに共感した。家庭がしっかりすることが、世界平和につながると思っている。山上容疑者は家庭がしっかりとしていれば、こういうことは起こらなかったのではないかと個人的には思う。

――世間は旧統一教会と関係があると見ているが?

世界平和連合に尋ねたら、「関係がない」と言った。私と話すときは、文鮮明氏の話は一切出てきません。文鮮明氏の統一教会が問題を起こしたことは知っています。それ以来、私も良い感情を持っていません。だから、「かかわりがあるなら世界平和連合とはかかわりをもたない」と言った。

――具体的な活動は?

 世界平和連合と付き合うなかで、世界の政治社会情勢について学ばせてもらえる。アメリカの国会議員やカナダの国会議員など、付き合うチャンスがあるからプラスだと思っている。

――選挙については?

 世界平和連合が選挙応援をしてくれるというから、「この人を応援してくれ」と言ったことがある。「当落線上にいて、票が少し足りないから、応援してくれ」と。参議院議員が多いですね、選挙区が広いので。

――応援とは具体的に票? それとも運動員?

 どういう形かはわからないが、結果として、良い結果をもたらすケースが多い。

――今回の参院選では、旧統一教会が井上義行氏を応援したと聞いたが?

統一教会じゃなくて、世界平和連合では?

――伊達忠一元参院議員が、北海道テレビの取材で安倍元首相に旧統一教会の票を頼んだと言っている。

そこは認識の違いがある。伊達氏の中では旧統一教会という認識なのかもしれない。世界平和連合が今回は井上氏を応援するという話は、事前に私も聞いていた。前回支援を受けた宮島善文氏は今回、降りると。それを聞いて、私は「大事にすればいいのに」と思った。この件について、安倍元首相からは何も聞いてない。

――会長代行、事実上のトップですよね?

 そう。井上氏の支援は前の会長のときに決まった話だと思う。

――前の会長は誰?

 それは言えない。

――いま会長がいないのはなぜ?

それは色々あって。私は短期間だけと言われている。3、4カ月で交代すると思う。

――票を差配しているとなると、自民党と組織的にかかわっているようにも見えるが?

 自民党とのかかわりではない。あくまでも議員とのかかわり。私の場合は、うちのおやじからのかかわりで付き合っている。「国際勝共連合」だけど、秘書によると、おやじは支援してもらっていたようだ。世界平和連合から「おやじさんにはずいぶん協力してもらった」と言われことがある。おやじと勝共連合の関係は強かった。関わり始めたいきさつは、それぞれの議員で違うと思う。

議連の相手としては、世界平和連合としてしか付き合っていない。私は文鮮明氏が嫌いだと言っているから。私には、世界平和連合と統一教会の関係はまったく見えない、出てこない。「国際勝共連合」についてはたまに出てくるが。

――今年6月の総会の案内状には「80人を超える入会」とある。これは自民党だけ?

全員自民党の議員だ。皆、世界平和に焦点を当てて、家庭が第一ということに賛同して参加している。脇のメリットとして、選挙の応援もある。なかには、それが目当ての議員もいるかもしれないが。

 私は衆議院の比例だから、個人名を書いてもらうことはない。だから、世界平和連合から一度も応援をしてもらったことはない。

――今年6月の議連の総会では、奥野議員が「この懇談会に入っていればしっかり(選挙で)応援してくれる」という趣旨の発言をしたと聞いたが。

もし少し票が足りない場合は言ってくれといったかもしれない。選挙の応援の話は普通に話している。世界平和連合は選挙応援で何も言ってこない。「票を持ってこい」とか「小選挙区は自民でいいけど、比例は~」とかはない。

自民党と関係を持つことが、プラスになると思っているのではないか。向こうから政策について強く押し付けてくることはないが、自分たちの考え方はこうだ、というのは言ってくる。それは共感できるところなので、受け入れている。

 * * *

 

 最後も奥野議員は、「世界平和連合と統一教会は関係のない団体と認識している。何が問題なのかわからないというのが率直な考えです」と改めて強調し、今後も議連を続けていく考えを示した。

(聞き手・吉崎洋夫)

2022/07/29 20:38(AERAdot.編集部・今西憲之、吉崎洋夫)AERA:朝日新聞出版

 

<僕の脳内での翻訳>

「世界の著名な政治学者や言論人や政治家経験者方々の講演などを通じて色々教えてもらえる・情報を得られる」「国際的な人的コネクションの機会ともなる」

選挙の際には「運営スタッフ」の無償支援や「票」、望めば当選後の秘書業務無償スタッフ支援までしてくれる。それなりに「感謝」の思いを持つのも、人として自然な事じゃないか。

特に具体的な利益目的の依頼を受けた「認識も記憶も記録」もないし、供与する「意志も・認識」もない。

どこに「問題」ある? 何で無知な連中は批判ばかりしたがる?

仮に旧統一教会と関連があるとしても、僕が「ここ」との関連性を「認識」していない限り、意味がない。旧統一教会を「利用」こそすれ「利用される」なんて「つもり」も全くない。「影響を受ける」なんてこともさらに無い。

旧統一教会が「何かやった」かもしれないが、そんな事、僕に何の責任があると言うんだ!

難癖つけるのいい加減してくれ。

 

「この人は、僕的には話にならないほど、頭のスペックが随分悪い様に思える」。が。

「知らぬ・存ぜぬ・認識できない」は戦術としてはかなりうまい手でもある。と思う。

 

「下手な反論は反感かって炎上騒ぎに巻き込まれかねない。次の選挙に悪影響を及ぼすかもしれないから、それは出世(世に出る)好きなとりまき言論人やこちら陣営の偉い先生方のレトリックにおまかせして静観するとして、とりあえず反省して謝っておけば、そのうち収まるだろう。票を入れてくれるのはそんな人達が「多数派」なんだから。数は力!

と。

<「何が問題なのかわからない」~「反日的教義まで知っているが・・・」>まで

共通で使える重宝な対応方の一つでもあるだろう。

 

ただ、「本当にわからない」人と「(わかっているが)、あえてわからない」人では

表面上は同じでも、「あえてわからない」部分の浅さ深さに対応して脳内スペックの質もかなり違っていく様に思われる。

後者は、僕の脳内整理の対象として、まだ消化不良だ。

中々「目から鱗」させてくれない。どういう脳内コスモスなんだろう。

かなり高質なスペックが潜んでいる気配もしないでもない。

他人事ではあるが、面倒だけどもうちょっとのぞいてみたい。気がする。

 

参考:脳内整理用アーカイブ>

1984年「世界日報」(1975年~統一教会発行)元編集局長(兼統一協会広報局長でもあった)副島嘉和と営業局長井上博明は連名で『文藝春秋』7月号に「これが『統一教会』の秘部だ―世界日報事件で『追放』された側の告発」という手記を発表。

統一教会の思想が“いずれ世界は統一教会により統一される、そしてその中心は世界の王たる文鮮明師である”とする韓国中心主義である事、霊感商法のマニュアルや資金の流れなどを暴露した。中でも、世界各国の、やはり統一教会の幹部たちが演じる元首“代理”と共に、統一協会会長の久保木修己が“天皇の代理”として文鮮明に拝礼する秘密儀式があるという内容に、勝共連合を反共の同志と考えていた民族派や右翼が激怒し反発した。

『朝日ジャーナル』(12月5日号)が「霊感商法」の追及キャンペーンを始めた。

 

1980年5月から1996年3月まで日本テレビ『NNNきょうの出来事』のメインキャスターを務めた。1995年に薬害エイズ事件を論じた『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』で第26回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。<櫻井よしこ>

 

1995年 阪神大震災・オーム真理教地下鉄サリン事件・WIN95発売(以後日本でもインターネット普及加速)