こんにちは!管理栄養士のエダジュンです!


本日は、日本の食文化にも根付いている、酢に関してのコラムを書きたいと思います。


お暇なときなどに見ていただけたら嬉しいっす!


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お酢の成分
一般にお酢と呼ばれているものは、糖質を含む食材を原料として、
それをアルコール発酵させた後、酢酸発酵させた液体調味料を指します。
主成分:酢酸(サクサン)

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主成分の酢酸とは・・・?

酢酸は体内に入るとクエン酸へと変化されます。

クエン酸・・・色々な食材でクエン酸配合とか聞きませんか?
聞き覚えのあるクエン酸とは?

高校の理科や生物の授業・・・覚えていますか。
そこでも出てきたと思うのですが。

TCAサイクル(クエン酸回路)
覚えていますでしょうか?

人間の体内にはクエン酸回路という仕組みが備わっています。

毎日の食事から得る炭水化物(糖質)がぶどう糖に分解され、
クエン酸回路の代謝経路と酸素で、エネルギー・水・二酸化炭素を発生させる。
(人間はこの回路があるから、二酸化炭素を体内から吐き出すことが出来るのですよ。)

クエン酸回路によって、エネルギーが生まれています。
人間がエネルギーを持つ源!

クエン酸回路の一番初めに必要な成分がクエン酸なのです。
クエン酸は体内に必要

★豆知識★
クエン酸は疲労回復に良い!
という言葉をよく耳にするが・・・

実は、疲労回復に良いことは科学的に実証されていません。

「エネルギー回復に効果がある」
と思っていただければと思います。

部活の時にハチミツレモンとかを食べていたのを思い出しますね。j

ハチミツ(糖質)+レモン(クエン酸)=速攻のエネルギー源!

ということだったのです。

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■クエン酸と一緒に取ると良いもの
ビタミンB1・ビタミンB2が入っている食材と一緒に摂取すると
体内のエネルギー産生(クエン酸回路)を助けます!

夏バテ気味・体力がなくなってきた時などには意識して一緒に摂取してみよう。

≪ビタミンB1・ビタミンB2が豊富な食べ物≫
・豚肉 ・豆類 ・米類等

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■お酢に期待! 他に効果があることは??

食欲増進作用
→すっぱさが胃の活動を促進し、胃液・唾液の分泌を促進
それに伴い、食欲増進!消化吸収を活発にする。


お肉を柔らかくさせる
→酢酸プロテアーゼという成分がお肉の繊維を分解させます。
(→酢豚等はお酢&パイナップルで肉を柔らかくさせてます)

食べ物を傷めにくくする
昔・・昔・・・江戸時代。



お寿司のお米を酢飯にしたのは。
生の魚を傷めない為・旨みを増すためと言われています。

クエン酸=殺菌・防菌作用があるとか書かれていたりしますが、

そこまでの効果の期待や働きはありません。


しかし、静菌作用は期待出来るので、
弁当に梅干・お酢を使った料理等を夏場は使ってみてはいかがでしょうか?

食材の色を保つ働き
きんぴらごぼうを作る時。
レンコン・ごぼうを必ず、お酢の入った水にさらしますね。

それは、食材の変色を抑える働きがお酢にはあるからです。
夏が旬のみょうがも甘酢につければ綺麗な色のまま目にも美味しいですね。

減塩の手伝いをするお酢
味が物足りないという時、どうしても塩を使用してしまいます。
塩も体には大切ですが。摂取のしすぎもよくありません。

知らず、知らずのうちに多く摂取してしまう塩。

そんな塩を補助をするのがお酢!

煮物や冷奴等でも、味がぼやけていると思うものがあれば。
塩!ではなく、お酢を使うのも手です!

病院食でも減塩の患者様には
お酢を使った料理を作る事が多いのです。



以上

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お酢には
食事を美味しくさせたり
エネルギーの源をささえていたり
食欲を増進させたり

世界の食文化を影ながら支え続けてくれる力がありました。



25歳からはじめる男子料理では
ピクルスのレシピを紹介!

サッパリと手軽に酢が取れるの、是非作ってみて下さい♪


りんご酢で作る!ピクスル




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「25歳からはじめる男子料理」

料理研究家/管理栄養士

エダジュン