昨年2学期から突如、始まったtomo links.

子どもたちや保護者のみならず、学校現場からも戸惑いの声が聞かれました。

国による実証実験でよく話題となるコニカミノルタによるものですが、導入約半年の現状と課題を質疑しました。

 

村川「tomoLinksについてお伺いします。 9月から導入されたtomoLinksは、使い こなせている、使いこなせていない、それ以前にあ まり見ていないなど、様々な声がある状況だと思い ます。

せっかく導入されたのですから、最大限生か せるようにと考えています。

 しかし、やはり朝、担任の先生に話をしたくて電 話をしても、tomoLinksからできませんか と、丁寧ではあるが言われてしまうと、もうちょっ と相談はしにくい。電話をしたけど遠慮してしまう。 ちょっとした会話で子どものご家庭での様子を知る 機会が減って、保護者との会話も減ったと思うと。 そこはデメリットというか心配といった先生の声も あります。 

また、学童でのtomoLinks活用は一旦ス トップとなっていますが、どうなっているのでしょ うか。本格運用はいつからの見込みですか。子ども たちを真ん中に、先生方、保護者の新たなつながり をどうつくっていくべきなのか?

tomoLink s運用約半年の今、市としての見解を教えてくださ い。 また、もっと使いやすく、アプリにできないのか の声は以前から聞き受けており、それについても答弁願います。」

 

市答弁「 保護者から学校への欠席連絡などは、電話番号を 公表している1本の回線で行われており、つながり づらく、ご不便をおかけしていましたが、令和3年 9月のtomoLinksの導入以降、デジタル連 絡帳を活用することで、いつでも確実に教員に連絡 することができるようになり、保護者からは非常に 好評いただいています。 欠席連絡等が激減したことにより、保護者からの 電話でのご相談などはむしろつながりやすくなって おり、tomoLinksの導入により保護者との 連携や、児童生徒の状況の把握は円滑になりました。

 また、教員、特に担任は、登校してきた児童生徒の 健康観察や朝学習などの対応があるので、電話によ る欠席連絡等は、おおむね管理職や事務職が対応していますが、必要に応じて休み時間や放課後に担任 から直接保護者にご連絡させていただいており、こ の点については、これまでと何ら変わっておらず、 tomoLinksの導入により、保護者と学校と の会話が激減したという認識はありません。 次に、tomoLinksのアプリ導入について ですが、より簡便なものとなるよう、今年度中に、 一部のOSに対応したアプリを導入し、順次広げて いく予定です。

 次に、学童版tomoLinksの運用状況につ いてですが、学校IDの照合にかかる作業量が当初 予定を上回ったことから、試験運用を中止しており、 5月からの全学童保育室での本格運用に向けて準備 を進めているところです。 」

 

村川「 保護者と学校との会話が激減 したという認識はないとのことですが、「tomoL inksからお願いします」と言われてしまうので、 もう電話をかけられない、かけにくい、それならt omoLinksでもっと往復のやり取りができる ように、紙の連絡帳のように、朝、連絡帳で相談内 容を書けば電話をかけていただく、至急といった内 容以外であれば、そのお返事を連絡帳に先生が書い てくださって、双方向のやり取りがその日のうちに できる、そして解決するといったことがtomoL inksでもスムーズにできるように、また履歴が 分かりやすく残るといったことがしっかりできるよ うにと思います。 コロナで、やはり、せっかく計画していただいた 参観も中止となりました。担任の先生に2年連続お 会いしたことがありません。学校に入学式以来行っ たことがないという保護者さんも多いことに、私自 身も最近驚くことがありました。

「マスクをつけて いないみんながいっぱい。新鮮だね」と、オンライン授業の際に先生がおっしゃった言葉がとても印象的でした。今の学校生活を表していると思います。

オンラインをより便利にと進めていただきながらも、 やはりコミュニケーションが希薄になることがない ように、私自身も念頭に置かなければならないと考えておりますが、よろしくお願いいたします。」

 

一般質問のくくりで盛り込んだのですが、引き続き、しっかり、活用されるものにしていきたいと思います。ご意見お寄せ下さいね!