今年新年に釜山の西面で見たんですが、セリフが難しかった!
さらに台風21号の時のベランダ修理の見積もりがようやく昨日出たんですが、40万円超えです。「節約せねば!」と思ったんですが、行くなら今日しかない。
結果的に見に行ってよかったです。
韓国でロウソク集会が行われていて、その中で作られたという事で取り上げ方も大きい気がします。
1987年と言えば私は子どもを産んで育休中だけど、バブル期のデパートに並ぶとか諸々と横目で見ていた時期です。でも全くニュースや新聞でも見た記憶がありません。
登場人物もよく見るとシブい、よく見る俳優さんが出ていてそれぞれ基本当時の普通にいた人物だと思うのですが、上に「承知しました!」と言う人と、ちょっとだけ本心に忠実に上に楯突く人とがうわっと人数が連鎖的に逆転する時だったんだな〜。
めっちゃ悪い人も元は脱北者でそれなりに影や傷を持ってるのにそこからの選択がひどすぎる。
女子大生のヨニって子だけ架空の人であとはほとんどモデルがあるんだと思うと凄い映画です。
きっとその時代がやっぱりすごい時代やったんですね。
ビルや景色は今とそんなに変わんないけど、人はまだ朝鮮戦争休戦やし、軍事政権下の中の平和で言いたい事が言えない事も多い。
「来年は、(ソウル)オリンピックなんだから」とデモをするとか行動だけでなく、国や今を見ておかしい事は言おうとするのは、日本には無い国民性です。
日本には、一大学生が無駄に拷問死をして可哀想といっても、それが国を揺るがすうねりにはならないです。
この映画は、もしこの人が、してなかったら、うやむやにされてたって事がいっぱいあって、逆に言えば一人一人の正義が繋がってオトコマエな事をして公の事になってもみ消し不可どころか、悪者が地に落ちるのでちょっとは救われます。
最後のエンドロールでは、光州事件の映像やその後の民主化運動のデモや群衆の映像が流れて客席全員明るくなるまで誰も立ち上がってませんでした。
今回は映画カードも更新したしちょくちょくスクリーンでまた見たいです。
「サニー」のシム・ウンギョンが「プリンセス婚活記」になり、「釜山行き」で野球部男子のチェ・ウシクは「魔女」にも出てる。
「タクシー運転手」の学生さんのリュ・ジュンヨルと今回のヨニのキム・テリで「リトルフォレスト」にまた出てくる。
「いつか家族に」ってたしかこないだ行った順天でのロケ地セットが残されていたので妙に親近感がわく。原作は中国ベストセラーの「血を売る男」なんでホンワカだけではなさげですけど。