こんにちは、占い師詩音です。
昨日、私が在籍している占い館アナスタシアの近くのビルで火災が起きて24人もの方がお亡くなりになる、という痛ましい事件が起きました。
それもどうやら放火事件とのこと。
犯人と思われる男性はまだ治療中で詳細は不明のようですが、最近このような、周りを巻き込む殺人が増えています。
例えば犯人がサイコパスの場合もありますが、
(まあ、サイコパスの定義も難しい💦サイコパスの傾向を持つ人が皆犯罪者になるわけでもないし。)
やはり人生何かの犠牲になり、その無力感や喪失感が強い怒りとなり、衝動的に、または計画的に、という根底となるトリガーがあると思います。
そこで私は以前ラジオで聞いた、電話相談の内容を思い出しました。
相談者は2人の息子を持つ女性。次男を溺愛し心の支えにしているが、長男がどうしようもない乱暴者、かつギャンブル依存症で借金を作り続けて母親にたかっているという。
母親はそんな日々に疲れ切り「長男を殺してしまいたいと思う」と絶望して話します。
それに対して専門家の先生は、もう少しだけ我慢して様子を見ましょう、とアドバイスしますが、母親がそれを聞き、より切迫詰まった声に変わりました。
すると専門家の方から司会?を務めていた男性に電話が変わり、彼は
「僕は彼女は一刻も早く長男から離れる必要があると思う。それは彼女が次男を守るために追い詰められて長男を殺してしまうかもしれないからです。ですからどんな手を使ってでも早く長男から逃げてください!」
と必死に説得しました。
私はこの司会者の方のアドバイスに感謝しました。
あと少しの我慢が当事者にとっては永遠のように思えるものです。
私も母が突発的に暴力を伴う認知症を発症した時にあまりの恐怖でパニックになりました。それから母の症状が落ち着くまで私はもうギリギリの精神状態で一人で闘っていました。
途方もない怒りや恐怖に囚われると、自分で向き合い、闘うことを放棄して極端な終わりに突っ走る心理、それに近いものを私も体験しました。
そのトリガーがたいていは自分に向かいますが時にこうして他者に向かう場合があります。
そういう時、人は必ず一度はそのSOSを発信しているはずです。
それを誰かがキャッチして真剣に向き合って受け止めてあげることが大切です。
本気じゃないだろう、とか、まあ何とかするだろう、と向き合ってもらえなかった当事者はいよいよ最後のトリガーを引いてしまいます。
私の仕事は占いですが、やはりふとしたお客様の言動や顔色などのサインを見逃さないように改めて心がけようと思います。
そして何より今回の火災でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
今日もお読みいただき有難うございました。