PINK FLOYD 「P・U・L・S・E」 | 極私的映画と音楽のススメ

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印象に残る映画には印象に残る音楽がある。
思い出の名場面に流れていた音楽、言葉などをご紹介

p・u・l・s・e(紙ジャケット仕様)/ピンク・フロイド
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最初は、CDを手にとるのがためらわれたんですよ。
だって、こむずかしそうな印象があるじゃないですか。
曲も長いし、楽しめるのかどうかはなはだ疑問だったし。

時期がよかったんだと思うんですよ。
95年は大学で横浜に出てきたときだったし、
ちょうどそのころに、ピカピカ光るP・U・L・S・Eが発売されたときだったし。
※なんで、ピカピカなのかについては・・・・
CD初回盤は、ケースに入っていて、そのケースの背面に赤く点滅する
ライトが仕込まれていたという・・電池交換すればいつでもピカピカ。
こんな風にピカピカさせる発想はユニークだな確かに。

このライブアルバムが、大学の生協に積まれていたんですよ。
で、いっせいにピカピカしてる。
なんだ?とおもって、興味を持ってえいやっと買ってみたわけです。

まあ、ライブならベスト選曲だろうし、知るにはもってこいだろうというわけで。

収録はこんな感じ。
Disc one
"Shine On You Crazy Diamond (Parts I II III IV V VIII)"
"Astronomy Domine"
"What Do You Want from Me"
"Learning to Fly"
"Keep Talking"
"Coming Back to Life"
"Hey You"
"A Great Day for Freedom"
"Sorrow"
"High Hopes"
"Another Brick in the Wall (Part II)"

Disc two
The Dark Side of the Moon
"Speak to Me"
"Breathe"
"On the Run"
"Time"
"The Great Gig in the Sky"
"Money"
"Us and Them"
"Any Colour You Like"
"Brain Damage"
"Eclipse"
"Wish You Were Here"
"Comfortably Numb"
"Run Like Hell"

これがまあ、プログレッシブ・ロック初心者には響いてしまったんですな。
特にShine on You Crazy Diamond。
この出だしのイントロからかもし出す不可思議な空間と「シャーイン、オーンザ、
クレーイィジィー、ダーイアモン」っていう野太いコーラスの響きと
ラストのせつな過ぎる泣きのギターソロに見事に撃沈されてしまいました。
あと、HighHopesのあまりにもすばらしいギターソロと、ラストの消え行く鐘の音・・

上期の試験勉強で、徹夜をしているときにこのアルバムを流していて、
夜明け間近、空が白んでくるかこないかというときに聞いたHigh Hopesの
鐘の音色は何かを超越していてあまりにも印象深くて、いまだにそのときの
においや感覚を覚えてます。


同じ現象は、伊藤政則のPower Rock Todayを明け方まで聞くときに、たまに
おきます。1995年の夏は暑くて、明け方から汗が出てくるような感じだったんですが、
その明け方に流れてきたJulyMorning(URIAH HEEP)は、あまりにも季節と温度と音が
マッチしていて感動的ですらありました。

※このJuly Morningが入っているのはこのアルバムです。
ユーライア・ヒープというバンドです。
Look at Yourself/Uriah Heep
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というわけで、このアルバムが、PINK FLOYD、そしてプログレッシブロックへの扉を
あける役割を果たすことになったわけです。
このシンフォニックなギルモア・フロイドが僕のPINK FLOYDの出発点なのです。


映像盤もありまして、こちら↓。
ライティングがものすごいので、こちらもぜひどうぞ。
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