『告発』(米) | 極私的映画と音楽のススメ

極私的映画と音楽のススメ

印象に残る映画には印象に残る音楽がある。
思い出の名場面に流れていた音楽、言葉などをご紹介

クリスチャン・スレーター/告発/UNPD-12516
¥1,800


監獄ものでは白眉です。


最近とある刑務所での虐待が問題になってましたけど

まだまだ、表に出ていないことってたくさんあるんでしょうね


特にこの映画のような時代だと、

一層ひどいものなのかもしれません。


ショーシャンクも、プリズンブレイクももしかすると

その内実の真の姿を描いていないのかもしれないですね。

(もっとも主題は、そこには、ないのですが)


人が本当に何を恐れるのか。


その恐怖を操ることができる看守という存在と

ただ従うしかない犯罪者


もちろん、犯罪を犯しているのですから

この場所にいること自体を非難することはできません。

それは当然のこと


だとしても、ここまでの恐怖を意図的に与えることは

ないんじゃいかと、ケビン・ベーコンの演技を見ていると

そんな風に思えてきます。


繰り返しますが、彼がここにいるのは、彼の犯した罪によるもの。

それじたいは肯定されるべき。


しかし・・


というところがこの映画のポイントでしょうか。