巡礼の道の言われは、キリスト教12使途の一人聖ヤコブのお墓が
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラという都市で発見されたことによります。
これによりサンティアゴ・デ・コンポステーラへとたどる道は
巡礼の道と呼ばれ、古来より多くの人々がピレネー山脈をたどって
かの町へ向かってきました。
どれだけ多くの人がこの道をたどってきたのか
それは分かりません
ただ信仰というものの強さは推し量ることが出来ます。
この映画の登場人物は性格も、人種も、属性もまったく
異なる男女。
ひょんなことから、出会い、そして巡礼の道を歩む過程で
何ものかを感じとっていきます。
旅というものは、もちろん旅先で見聞きするもの
食べたものが強烈な思い出として残ります
しかし、その旅の中で何を感じとったかということが
重要なんだと思います。
ふとしたことからであった面々
サンティアゴを目指す道すがら
彼らはまさにその何ものかを感じ取っていきます。
サンティアゴに着いたとき
それは旅の終焉であり、目的の達成ではありますが
もしかすると新たなる旅のスタートとなるのかもしれません。
そう感じ取った何ものかによって
誘われる旅への。
オフィシャルサイト
========================
監督 : コリーヌ・セロー
出演 : ミュリエル・ロバン 、 アルチュス・ド・パンゲルン
2007年
========================
- サン・ジャックへの道 [DVD]/ミュリエル・ロバン,アルチュス・ド・パンゲルン,ジャン・ピエール・ダルッサン
- ¥4,935
- Amazon.co.jp
再掲載(初出2007年4月13日)