『サブウェイ』(仏) | 極私的映画と音楽のススメ

極私的映画と音楽のススメ

印象に残る映画には印象に残る音楽がある。
思い出の名場面に流れていた音楽、言葉などをご紹介

サブウェイ(仏語オリジナルヴァージョン)
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80年代のフランスを舞台にした、映画。

あのリュック・ベッソンの初期の名作


いやー

ジャン・レノも若い。

ジャン・ユーグ・アングラードも若い。


クリストフ・ランパードのニヒルな笑いや、イザベル・アジャーニの自然な演技もGOOD。


こんな有名俳優たちが一同に介して、楽しんじゃいました!って感じですな。


80年代のファッションを見るのもたのしいし、

カーラジオから流れる音楽を聴くだけでもたのしい。


ラストは、ドタバタで「ちゃんちゃん♪」って感じでおわるんだけど、

この映画にはこういう終わり方しかないよなあと妙に納得。


ラストシーンの地下街の演奏シーン。

ドラムは、ジャン・レノ。

ここで歌われる「PEOPLE KILL PEOPLE」というロックチューンと

「IT'S ONLY A MYSTERY」というメロウなチューン。

レコードでこの二曲を聴くたびに感じられる、80年代の音楽や、80年代という時代が持っていた、

明るくも、妙にはかなげな空気が僕は好きだ。


この空気は、きっと、遠い日の思い出を思い出すときに感じる、

気恥ずかしさや、感傷にとても似ているのだ。


何かと暗い話題の多い昨今。

こんな時代に、こんな映画があったと知るだけでも収穫だと思う。



再掲載です

初投稿:2005/7/5、再掲載:2006/12/23、再々掲載:2008/01/09