帰りのバスを降りて。
いつもの、坂道を登って、そこに拡がる景色は。
電柱が、ずーーーっと、ならんでて。
周りに高い建物や家はないから、夜空が拡がって見えるんだよね。
遠近法とかで描く、絵の中の道みたいなのだ。
いつも、金星と、お月様をさがして。
なんか、安心するのだ。
今日はね、わたがしみたいな雲がね。
蒼い夜空にすっごい速さで流れてたよ。
なんだか、低い位置を雲が移動しててね。
どこまで流れていくんだろぉって、眺めてた。
たったそれだけで、なんだかわくわくした。
ちっさい頃ってね、こんなことでよく騒いでたよねっ
いっつも、空を見てて。雲が犬のかたちとか、
ソフトクリームみたいに見えると。
すごーぃ
すごーーーぃ
って。ほんと、単純に喜んでた。
みんな、雲にさわってみたーい♪とか、
乗ってみたーいって思ったことあるでしょ
大人になるとさ。気付くとね。
狭い視野で、したばーーーーっかり。
地面ばーーーーっかり見てる。
そーいう、素直に喜べる ”きっかけ” を見失ってるよ。
ありんこさんを踏まずに済むと思うでしょ（笑）
狭い視野では、ありんこさんの存在すら気付けない
。だから････。
忘れちゃいけないなぁって思う。
大切にしないと、いけないなぁって思う。
そして。楽しまなきゃいけないよなって思う
おっし
この気持ち、大事にしていこう