
週刊ダイアモンドがドラッカー特集したこともあり、便乗商法?でドラッカー書籍をプッシュしているビジネス街の書店も多いみたいですね。ピーター・F・ドラッカー。日本のビジネスマンにはお馴染みの名前。
経営学のジャンルにおいて多数のベストセラーを生んだ巨人です。でも経営学者なの?という問いには?がつきます。どちらかというと経営に関する鋭い考察をしたエッセイストに近いような。今回のダイアモンドで上田氏が語る様に、アカデミックな世界(経営学如きにアカデミックってなんだよ!?と理系の人からは突っ込まれそうだけどw)では傍流の扱いを受けているのが事実だったと思います。
でも、実務に携わる多くのビジネスマン、そしてエッセイ風の作家大好きな日本では特に愛されてきた知識人と言って良いでしょう。
それにしても、なんで今ドラッカー?と不思議には思うのですが、今回の週刊ダイアモンド読むと判ります。なるほど、AKBのブレイクが関係しているのか!と(^_^;)
「もしドラ」こと「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 岩崎 夏海 (著) は、昨年末あたりからオジサン達に静かなブームを呼んでいます。ええ、どう考えてもオッサン層中心の売れ行きだと思いまつ(^_^;)
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海

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作者の岩崎 夏海氏は秋元康氏に師事した関係もあってAKBのプロデュースにも関わっています。この本もモデルはAKB48の峰岸みなみさんだとのこと。彼女が、もし高校野球のマネージャーをやったとしたら。そして、偶然ピーター・ドラッカーの「マネジメント」を読んだとしたらという発想から生まれた本だそうです。
私はこのことは3月に放送していた王様のブランチでたまたま知ったのですが、峰岸みなみさんのこと自体良く知らない(ええ、どうせ落日のハロヲタですよ)のでふーんという感じで観てました。この本自体は、職場でも20代の若手社員の中でちょっと話が盛り上がっていたので知っていました。着眼点が面白いなぁとおもいつつ、ちょっとあざといなぁとの感想だったのですが。
AKBが完全にムーブメント段階に入ったこともあり、その波に乗ってダイアモンド社も一気に攻勢かけてきたということでしょうか?ちゃんとダイアモンドのインタビューにも峰岸みなみが登場しますw
ドラッカー自体は日本そしてこれからは中国でも読まれ続けるでしょう。経営学というのは兵法に似ている側面があると思います。再帰性が基本条件となるサイエンスとはまた異なる学問。経験知の蓄積を重視し、そこから個人が固有の条件を加味しながら何かを読み取る学問だと思うのです。おそらく、ドラッカー的な如何様にも柔軟に読み取れるような経営学の本は東洋人には非常に親しみ易い。体系を重視して理論的にガチガチな本は実務者には現実から乖離して胡散臭いとしか思われないしね。
ダイアモンドの表紙を観た中国から来ているエンジニアのChengさん。ドラッカーは中国でもエリート層で有名ですよといいつつ「なんでドラッカーの本に、女子高生がミニスカートはいてるんですか?高校野球のマネジメント?」と不思議がっていました。
ええ、この組み合わせは日本文化に精通しないと判って貰えないかもしれませんねぇw