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易者酒井 易の言葉ブログ

易経は宝物の言葉がたくさん詰まった書物。
現代にも十分に通用する易の言葉を解りやすくお伝えするブログです。

今日の易の言葉は「晦を用いてしかも明なり」(かいをもちいてしかもめいなり)


晦は“かい”と読みますが、大晦日の“みそか”ですネ。

月の終わり、月のない暗~い夜のことらしいです。

そんな夜に、“しかも明なり”と逆のことを言っています。

どういうことかと言うと、

今は正常な状態ではなく、普通のことが通らないときなので、

心の内にしっかりとした健全な意思を持ち、しかもそれを表に出さないこと。

社交的には“和して同ぜず”機会を伺って、静かに逃げること。


人も、社会も信じたい気持ちはありますが、

生きていれば、ときどきこんなこともあります。

普通のことが通らないとき、明を失うと、闇に取り込まれる。

明を表すと、闇から攻撃される。


易は徳論だけでなく、

厳しい現実を詳らかに映す書物だなって、つくづく思います。


大成卦の36番目、地火明夷(ちかめいい)からでした!


(易経上・下 岩波文庫 高田真治・後藤基巳訳)