別のブログで、人をいじめてはいけません、という記事を書きましたが、
易にもぴったりの卦があります。
8番目の卦 水地比(すいちひ)です。
面白いことにこの卦は、
比べるという字を「したしむ」と読ませています。
子どもたちが学校に通い始めると、
お友達と仲良く親しみましょうって言われます。
ほほえましい光景ですが、
意外にもその本質について易は
「比較される」ってことだよって言っています。
それぞれに違いがあるが故に、人は助け合うことができるということですね。
いじめは、異質なものをターゲットにして排除することによって始まります。
いじめが起こらないように、ちゃ~んと方法論も記してくれています。
彖辞に「たずね筮いて、元永なれば咎なし。
“やすらかざるもの”もまさに来らん。“後るる夫”は凶なり」とあります。
たとえば、なかなか学校になじめず面白くなくても、
なかにはいい人が必ず居るもの。でも残念ながら
心乱されるような人(やすらかざるもの)も
必ず居て、そういう人ばかりが目立ってしまうのが現実。
現実を受け止めて、自らよいことを率先して行い、
何事にも真面目に、かつ社会的に取り組むこと。
それをせずしてぐずぐずとしている人(後るる夫)には
面白くない結果が訪れますよ、と言っています。
“後るる夫”とは、現代で言うと、いじめっ子や
ちょっとわかんない理論を持った
教育現場に関わる大人たちのことでしょうね。
実践していくためには強さと信念が必要となる教えですが、
原則はいつの世もシンプルで変わらないものですね。
原則に立ち返るために、古典は知恵を授けてくれます。
水地比からでした!
(易経 上下 高田真治・後藤基巳:訳 岩波書店)