易には〝飾る〟という意味の卦があります。
山火賁(さんかひ)です。
人は何らかの利を得るために、
多少の潤いをつけて物事を飾るのです。
「柔来たりて剛を文(かざ)る。故に亨るなり。」
若者たちが使う〝盛る〟という言葉と同じです。
カードの絵柄もおねえさんが髪を盛ってますね。
程よい盛りは、楽しさを生み
気分を軽くしてくれます。
けれども盛りすぎは、嘘やインチキになってしまう。
だから、
「小しく往くところあるに利ろしきなり。」と、
賁(ひ)は少しで良いと言っています。
オシャレをしたり、
美しいものを選んだりすることは
それが人生の中心にはならないまでも
とても大切にしたいことですね。
しかし時に
慢性的な病気の症状や
望ましくない態度として賁(ひ)が表れたりします。
鬱や行為障害、心身症は、
内面のネガティブなものをカモフラージュするために
賁(ひ)が大きくなりすぎて
無意識的に起こるとしています。
山火賁からでした!
(易経上下 高田真治 後藤基巳訳 岩波書店より)
