三味線とベリーダンス〜即興でのLIVE | Dancin’ life★

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福岡・宗像・飯塚・久留米・オンラインでベリーダンスとバレエ教えてます。ダンサーとして県内外で活動中。Bellydance Najm主宰。イベント・レッスンのお問い合わせはお気軽にどうぞ♡

先日11月23日は、ワンマンLIVEでした。
三味線とベリーダンスのバンド、『妖女〜Ayame〜』で、様々なオリジナル楽曲に合わせて即興で踊るのが、わたしの役目です。


↑2022.11.23 妖女ワンマンライブ↑
於 大名『天国と秘密』満員御礼‼︎


妖女の結成は2016年の8月で、2年ほど三味線と歌のKumaseiさんとわたしの2人での活動でした。いきなりゲイツセブンのワンマンライブでデビューでした。


↑妖女デビューLIVEよりパフォーマンス↑
2016.8.13 GATE’S7

あの頃はカバー曲ばかりで、色々な人に助けてもらいながら(フラワーアーティストさん、女神の絵を描く人、ミュージシャンさん達)何とか場繋ぎし、内容を笠増してツギハギだらけのLIVEをこなしていました。

何故か様々な場所で沢山LIVEの機会やラジオ出演の機会を頂き、中身空っぽなのに大忙し。三味線とベリーダンスという組み合わせが面白かったのか、毎回LIVEは満員に近いお客様で溢れてて。

当時のわたしはまだまだ即興が上手くできず、振付のある曲を挟みながらなんとか凌いでいた感じで。とにかく尺を埋めるのに必死で、それはそれは茶番だったよな…と、今。尚更思います。(お客様にごめんなさいが言いたくなる 汗)

その後ギターと作曲担当のyocciさんが加入し、沢山のオリジナル曲を演れるバンドへ。ヘルプのミュージシャンさん達も加わり、オケを使ってコピーをしていた頃とは比べ物にならないくらいバンドとして成熟してきた感じです。

最初は無我夢中でただ踊る事に専念だったわたしも、曲の詞や世界観の表現方法に想いをめぐらしたり、狭いスペースでどこまで動くかあれこれシュミレーションしてみたり、感情移入のトリガーを探ったり、ギター、ベース、ドラム、三味線、声をどんな動きでどう表現しようかとか。あれやこれや思考や動きや感受性のバリエーションが増えてきた気がします。


楽曲を可視化する役目だったり、
楽曲の世界観をお客様に伝える通訳だったり、
メンバーの演奏や歌を引き立てる役目だったり、
時には自分がリードして盛り上げる役だったり、
バンドの1メンバーとしての振る舞い。
唯一楽器も歌も持たないメンバーとして何をするか。とても考えます。


1人で踊る時とは全然違う。


殆どのお客様は演奏と歌を聴きにきているのでダンスを観にきている訳ではないし、ダンス自体に興味がない人が殆ど。そのお客様方に、舞人としてどこまで何をするか。悩ましいところです。悪目立ちしたら演奏や歌の邪魔になり、不快でしかないですしね。


わたしの踊りの特徴は広い場所に適正があるので狭いライブハウスでは殆ど何も出来ない状況下。

そこをどう克服して、バンドメンバーとの間隔…自分の適度な立ち位置、魅せ方、伝え方。毎回トライアンドエラーの繰り返し。動画を見ては凹み、もっと他に何が出来るか、ここは良いと思ったけどやっぱりイケてないとか、ここの音でこの動きは微妙だなとか、1人反省会です。


毎回LIVE翌日に激しい恥ずかしさやら情けなさやら。穴があったら入りたい感でキュッとなります。


そんなこんなで、妖女の活動も6年が経ちました。様々な紆余曲折を経て。辞めようと思った事も何度もあったけど、続いています。


続ける事で、様々なチャレンジが貰えるから。適性のない場面・場所での即興は、妖女に居なかったら未だにちっとも出来ないままだったと思う。そう考えるとすごい事!なんだかんだで即興で2時間踊る度胸と体力がついてますからね!(クオリティが加わると最高なのだけど、そこは今後の課題)


色々あってもやはり生演奏で踊れる場所があるのは有り難い。わたしはとてつもなく贅沢なのかもしれない。最近よく、思います。
バンドメンバーの一員として受け入れてくれている仲間の存在は本当に大きいし、有り難いと感じます。



今年のLIVE活動は(多分)11月23日で終了しましたが、また来年機会があれば妖女のいちメンバーとしてお客様にお会い出来たら嬉しいです。

LIVEでのあれやこれやを宿題に、少しでも前に進んだ状態で、妖女の楽曲の世界観をお客様に伝え、盛り上げ、メンバーを引き立てる存在としてステージに立てたらと願っています。